●打ち壊し維新

 橋本徹大阪市長率いる大阪維新の会が、『維新八策』を発表。
▼「憲法9条改正の是非を問う国民投票」とする一方、「参議院を廃止し、地方自治体の首長が兼職する院を模索」との憲法改正が必要な提言には、国民投票の言及なし。
▼「主権と領土を自力で守る防衛力整備」「公務員の身分保障廃止と公立学校教員の非公務員化」には、国民を押さえ込む国家主義的なコンサバ(保守)思想を感じ忌避感。
▼何より、「消費税の地方税化と地方交付税制度の廃止」は、はっきり暴論。税源が都市部に偏在する現状では、地方交付税による財源保障・財政調整機能がなければ地方は立ち行かず。消費税の地方財源化で社会保障財源に穴が空くのには手当も見えません。崩れかかった社会秩序の修復や地方再生が必要な時に、彼等はさらなる打ち壊しに進んでいます。

★★★★★★★★★★★

 松江は曇り空。

 10時米子ビッグシップで私鉄総連第79回定期大会。 渡辺幸一中央執行委員長から、「関越の高速ツアーバス事故は、規制緩和が安全緩和になって現れたもの。政府に働き掛け安全・安心の交通と組合員の生活を守る」とあいさつ。
  来賓あいさつで連合の古賀伸明会長は、「東日本の復興・再生、働くことを軸とする安心社会実現、労働運動の社会化の3つの軸に取り組む。政治の現状は遺憾。リーダーシップを発揮して欲しい。政治は国民とともにつくるシステムであり、我々も主体だ」と訴え。
  民主党の樽床伸二幹事長代行は、「50名の離党をお詫びする。もう一度歯を食いしばり立て直しを図りたい。社会保障・税一体改革は、社会保障の目的税化を図るものであり、理解いただきたい。野党に追い込まれることがないよう、臨時国会を乗り切る覚悟だ」とお詫びと決意。
 私鉄交通政策議員懇談会の細川律夫会長が、「交通基本法案を私鉄のみなさんとつくった。成立させるのが私たちの使命だ」と決意表明。  地元鳥取の平井知事、野坂米子市長の歓迎のあいさつの後、地元の湯原俊二衆議院議員や私なども紹介。

 12時25分米子発便で上京予定でしたが、約2時間あいさつが続き間に合わず。中国ろうきんの大崎康弘副理事長(前自治労県本部委員長)と弁当をいただきながら政治談義。金融機関幹部だけに、財政の信認を確保する一体改革の必要性で一致でした。 車を運転し、一旦県連にバック。
  山陰中央新報の尾添大介記者とばったり。県連重点要望や政局などであれこれ。
 勝部所長などと打ち合わせなど若干事務整理。「パンダの赤ちゃん死亡のニュース」に山根・石田秘書落胆。残念です。

 16時05分米子発羽田便で上京(136往復目)。

 19時都内の某中華料理屋で「フォーラム平和・人権・環境」の福山真劫代表、自治労の荒金廣明副委員長と、皆吉稲男・玉置公良・吉川政重、私の民主党一期生の懇談会。 原発・TPPなど政局課題で意見交換。それぞれに、これからを真剣に模索です。