●信念に応える

 連合島根2代会長の多久和英紀元氏の旭日双光章受章祝賀会。私(小室)は、「多久和さんは、倒産となったゼンキンメタルを、組合でお金を出し会社経営をする自主再建を実現。組合役員はそこまでやるのかと感嘆した。
また、『政権交代可能な政治勢力が必要』との信念で、仲の悪かった同盟・県評をまとめ民主党結成を後押し。ついに政権交代を実現したが、今回分裂となり誠に申し訳ない。98年の結党時134名、小沢・自由党と合併し204名。政権交代時は423名だが、現在は344名。この上は、一致し行動することで期待に応えたい」とあいさつ。
多久和さんは、「苦しいことや辛いこともあったが、先輩・同僚・組合員、そして妻の支えでこの賞をいただいた」と感謝。連合・JAM・三菱農機の各組合、民主党関係者などが参加し盛大に祝いました。

★★★★★★★★★★★

 松江は曇り。

 9時30分平田文化館で連合出雲・雲南地協のプレス民主「社会保障・税一体改革版」配布行動集会に参加。
 岸道三議長から、「来週の平田集会の案内ビラを配布いただく。見通せない政治状況であり、民主党と小室さんを支え取り組む」とあいさつ。

 私から、「政局で期待を裏切りお詫びする。一体改革は、安心の社会保障をつくり所得再配分で格差を克服するため避けて通れない課題。県民にしっかり報告する機会をつくりたい」と協力をお願い。

 11時ホテル一畑で多久和英紀元連合会長の祝賀会。民主党から、石橋大吉・石田良三顧問、内田敬会長、角ともこ・岩田浩岳県議が出席。

 13時30分県連を出て雲南市へ。木次町の9ヵ所で街頭に立ち、一体改革に理解を訴え(通算790回)。
 日登で農作業一服中の村人9人発見。中山間地域直接支払いで花壇にサルビアの花を植栽。
 あれこれ話となり、「一体改革は仕方ない。付け回しはもうできない。でも、議員定数削減はやらにゃあいけん」との指摘。

 18時木次チェリヴァで「未来への責任」対話集会。
 私から、社会保障・税一体改革の必要性などを報告後、参加者との意見交換。以下いただいた意見と私のお答え。

●定数削減をやるべき!
⇒各党なかなかまとまらず、民主党単独で小選挙区5減、比例区35減の法案提出。会期末までにぜひ実現したい。

●島根で看護士を育てても都会の給料のいいところに出てしまう。
⇒診療報酬引き上げで、病院経営も改善し処遇改善にもなったと期待。地元でがんばる意欲を持った医療人材を育てることも重要。

●後期高齢者医療廃止は棚上げか?
⇒年齢で区切らず、国民健康保険と被用者保険に返す前提で、市町村国保を県単位とする法案をつくっているが、知事会の了解が得られていない。ぜひ前進させたい。

●なぜ比例削減か?比例は民意を反映しやすい。
⇒自民党支配の政治を変え、政権交代のある民主主義をつくる選挙制度改革だった。どんな選挙制度にするかは、国民がどのような政治を望むかにかかっている。

●脱原子力依存の方向やコスト負担、温暖化の見込みを示して欲しい。
⇒エネルギー長期計画の2030年の3つの選択肢(原発0%、15%、20~25%)が提示された。いずれもコスト負担増で温暖化25%削減も難しい。8月の決定をめざし今月が国民的議論の時期。ネットで見ていただけるが、わかりやすいビラなども示したい。

 連日説明と対話。与党の責任です。