●届ける!800号

 2009年11月、この携帯メールマガジンをスタート。2年半余りで800号となりました。A4版1ページのメールが分厚いファイルで3冊に。その時、国会で何があったのか、私(小室)は、何を思い何を為したのか。地元(島根)でどう活動し、どんな声をいただいたのか。有権者に伝える大事なツール。
4月からはPCへの配信も始め、メールでの厳しい意見も多々いただいているところ。朝ズバなどの一部を切り取る政権批判で漂流する民意。より正確かつ丁寧な情報発信が必要であり、国民生活への責任を果たすため苦闘する私たちの思いも含め感じとっていただければ幸いです。

★★★★★★★★★★★

 東京は晴れ。

 昨日の社会保障・税一体改革法案の衆議院採決「造反」による政局流動化で参議院審議も懸念。
 衆議院は、定数削減法案の委員会付託を決めたことに自民党が硬化。またも空転模様です。

 10時小宮山洋子厚生労働大臣事務所を訪ね、生活保護行政に対する現場の声を書いた手紙を渡し、「扶養義務問題で必要な保護ができない事態とならないよう」対応をお願い。何らかの回答を約束。
 党生活保護WTなどでも議論中ですが、最低生活保障の原理を堅持しつつ、一部の不正への断固たる対処と自立支援強化が急がれます。

 11時エネルギーPT・使用済核燃料等検討小委員会。
 内閣府の中村雅人参事官が、原子力委員会で議論してきた2030年の「核燃料サイクルの3つの選択肢」-▼原子力比率0%の場合は全量直接処分が適切、▼15%の場合は再処理・直接処分が適切、▼20~25%程度の場合は全量再処理が有力を説明。
 貯まる(貯まっている)使用済燃料をどうするか、夏のエネルギー・環境会議での決定をめざしますが、プルトニウム処理や最終処分問題など一筋縄ではいきません。

 日本原子力研究開発機構の廣井博理事から、再処理プルトニウムを燃やす高速増殖炉「もんじゅ」の安全性の説明。
 安全審査でシビアアクシデント対策を評価し、全電源喪失など福島並の事故時でも自然循環による冷却で原子炉・格納容器は破損せず、放射線被曝は敷地境界で0.6ミリシーベルトと説明。

 議員から、「テロ対策はどうか」「今後5年間で実証試験が本当にできるのかとの疑問の意見。
 可燃性のナトリウムを冷却剤に使う技術的課題もあり、私も参画した「原子力バックエンド問題研究会」では、3月に「凍結」を提起。さらに議論を深めます。

 午後事務整理。一体改革の社会保障部分の課題を整理。
 ある島根の方から、「消費増税反対。議員定数削減や公務員のボーナスカットをやれ。嘘つき、集団詐欺、今度は絶対入れない」とのメールをいただき、「こどもたちのために!」との思いを返信。つけ回しの自民党政権の後を受け、つらいものがあります。

 15時幹事長室へ(幹事長補佐として週一の当番)。ちょうど臨時常任幹事会が始まりもぬけの殻。「造反」対応も議論されたよう。
 30分過ぎから、輿石東幹事長、樽床伸二幹事長代行、松井孝治筆頭幹事長、阿久津幸久・笠浩史・逢坂誠二総括副幹事長などが帰室。別室で城島光力国対委員長、池口修次参議院国対委員長なども交え、今後の審議日程など打ち合わせ。

 18時05分羽田発米子便で帰省(通算134往復)。
 衆議院は来週まで動かない見込み。説明に歩きます。
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