●心から、お願い

 社会保障・税一体改革法案の衆議院本会議採決に向け民主党緊急代議士会。野田佳彦総理は、「社会保障改革は待ったなし。経済再生や政治・行政改革もしっかりやり抜こう。先送りしたらこの国はもたない。一致して国難に立ち向かおう。法案成立への賛同を、心から、心から、心からお願いする」とあいさつ。
議員からの意見を受け輿石東幹事長が、「私たちが選んだ総理を信じて欲しい。『国民の生活が第一』の旗を降ろすのではない。党を割らないため、ねじれ国会の現実も踏まえ政権与党の責任を果たすため、一致して協力して欲しい。その(採決)前に処分云々は言うべきではない。総理と汗をかく」とお願いし終了。明日正念場の採決です。

★★★★★★★★★★★

 松江は霧雨。

 7時16分松江市役所ポンプ場横で朝立ち(通算739回)。
 私(小室)から、「土曜日岡田克也副総理が隠岐の島町で対話集会。参加者から、『これ以上借金の付け回しをすべきでない』『行革・政治改革も進めるべき』『保育士の定員増など質の改善を』との声をいただいた。民主党も一致できるよう取り組む」と報告。

 角ともこ県議は、「児童クラブの指導員と意見交換。不安定な仕事であり、処遇改善が必要」と議会質問の予定を報告。

 9時全国健康保険協会島根支部の高田征三支部長などが県連に来所。
 「一体改革は、先送りせずしっかりやるべき。3300万人が加入する協会けんぽの7.5兆円の支出の内2.8兆円(37%)は高齢者医療の支援金。保険料率は10%を超え限界。来年度予算では国庫負担増を」と要請。

 私から、「新たな高齢者医療制度に知事会の理解が得られない。総報酬割を増やし、同じ給料であれば同じ保険料になる方向をめざす」とお話。中小企業の社会保険負担の増嵩抑制も大事な課題です。

 10時県土地改良事業団体連合会の田中修専務理事、渡部明孝事務局長が来所。
 「県内294集落から2.9億円の農地・水管理向上事業の要望があるが、今年度1.4億円の予算措置。来年度はぜひ予算増額を」と要請。ふるさと農道や小水力発電の導入促進も含め、来月農林水産省政務三役に面談を手配です。

 12時25分米子発羽田便で上京(134往復目)。

 15時過ぎ共同通信・中国新聞・山陰中央新報が相次ぎ取材。一体改革に○か、×か、△かの問い。
 地元有権者から消費増税反対の2通のメール。「(自民党)細田に勝つには反対すべき」との意見もありましたが、「こどもたちのために」の私の思いを書き返信。

 16時素交会。
 鹿野道彦会長は、「重大な局面。前回『党を割らないことを基本に幹事長一任』の方針を確認。輿石幹事長、野田総理にも考えを伝えた。離党者を出さないことが必要」とあいさつ。
 若干やり取りの末、「幹事長一任」の方向での取りまとめを再確認。

 17時30分緊急代議士会。
 野田総理が、「社会保障は、予算を増やし必要な強化をやってきた。最低保障年金も新たな高齢者医療制度も旗は降ろしてはいない。国民生活を守るには安定財源が必要であり、一致して協力を」と呼びかけ。

 「行政改革が不十分」「党内手続きが納得できない」「デフレ化での消費増税反対」「堤防決壊(分裂)の瀬戸際。幹事長がどう乗り越えるのか」など意見を受け、野田総理・輿石幹事長が再度お願い。
 明日13時本会議採決に向け予断を許さぬ状況です。