●隠岐へ岡田副総理

 政府主催「明日の安心」対話集会が隠岐の島町で開かれ、来島した岡田副総理は、「民主・自民・公明の3党は、『年金・医療・介護は、政権によってコロコロ変わってはならない』との共通の思いがあったから合意。国民の立場に立ちギリギリ踏み止まった。互いに小異を捨てることで『決める政治』ができる」と訴え。
参加者からは、前向きで有意義な議論。分刻みのスケジュールをこなした岡田副総理は、大阪便で伊丹市での対話集会へ。夜には東京に帰るハード日程てした。

★★★★★★★★★★★

  松江は曇り。

  長男の送りで8時40分出雲空港へ。

  9時05分羽田JAL便で岡田副総理が到着。 控室で溝口善兵衛知事と面談。竹島問題や離島振興など、27分の面談中25分間知事が一方的に語っていました。 その後、山陰中央新報紙インタビュー(おって新聞掲載)。

 10時30分発便で隠岐空港へ30分のフライト。石田・古川秘書と合流。  11時10分隠岐病院で松田和久広域連合長(隠岐の島町長)、小出博巳院長からヒアリングを受け、5月改築オープンの院内視察。 岡田副総理は、画像電送診断システムに関心。屋上ヘリポート視察で私(小室)から、「ドクターヘリ導入など国の地域医療再生基金が役立っている」と説明。

  12時役場隣のふれあいセンターへ。弁当で会食し、地元の高宮陽一町議や本土から参加の角ともこ県議、川井弘光・森本秀歳松江市議などが岡田副総理にあいさつ。

  12時30分「明日の安心」対話集会。 約150人の参加者に岡田副総理は、▼社会保障予算は26.4兆円と大きい。財源が不足し、次の世代のポケットに手を突っ込んでいる状態。高齢化で毎年1兆円ずつ負担が増え、借金による先送りはもう限界、
▼消費税5%引き上げ分は全額社会保障財源とし、1%分は機能強化(子育て0.7兆円、年金0.6兆円、医療・介護1.6)に、4%は制度の安定化に充てる。地方にも1/3を配分、▼逆進性(低所得者)対策や行政・政治改革にもさらに取り組むと説明し、参加者と意見交換(以下概要)。
◆借金が増えどうなるか心配であり、歳出削減が必要。再増税はあるのか?⇒問題先送りの政治だった。次世代につけを残さずやるべきことをやる。第一歩が今回の10%。その後は、経済成長や行革を見定め考える。
◆わずかな年金で、住民税や国保料、介護保険料がアップで苦しい。全国公平な制度にできないか?⇒介護保険は、市町村が独自性を発揮できる利点がある。離島の現状をどう支えるかという視点で考えたい。
◆離島では、量ではなく一人ひとりのこどもを支援する質(保育士)の充実が必要。⇒欧米に比べ圧倒的にこどもへの予算が少ない。しっかりやりたい。

  終了後13時50分ぶら下がり記者会見。

  14時10分松田和久隠岐の島町長、山内道雄海士町長、升谷健西ノ島町長、矢田辰夫知夫村長と懇談。

 14時30分隠岐空港から大阪へ飛ぶ岡田副総理を見送り。 庁舎には、「ガソリン10円値下げ(国の直接支援)」のポスターがしっかり貼り出し。

  15時10分フェリーくにがで西郷港発。17時35分七類港着。 山内町長が同便で、「離島振興法改正ではお世話になった」とお礼。「昨日副知事に離島振興計画の策定を急ぐようお願いした」とお話。  日帰り強行軍。が、中身の濃い一日でした。
画像
画像
画像