●決める政治へ

▼「今国会での成立に政治生命をかける」と野田総理が明言している社会保障・税一体改革。法案修正のタイムリミットの今日深夜、民主党・自民党・公明党3党が難渋の末基本合意。各党手続きは残りますが、21日の衆議院採決に向け動き出しました。
▼私(小室)は、法案を閣議決定した3月以降、一体改革の車座集会を島根1区内15ヵ所で開催し、約600名のみなさまに説明。約200を超える企業・団体も訪ね理解をお願い。否定的な意見も一部ありましたが、必要性はほぼ理解。「政治・行政改革もしっかりやれ!」との声もいただいてきました。
▼身を切る改革では、行政改革を法定化する「行革実行法案」を提出。国会議員歳費は年間270万円削減、国家公務員給与は7.8%カットを実現しており、国会議員定数削減は、会期末を控えギリギリの調整努力中。
▼新たな原子力規制組織も民・自・公合意し、今日衆議院で共同提案で可決。福島原発事故を踏まえた新たな安全基準、防災指針の見直しに着手します。やるべきことをやる、決めるべきことを決める政治へとさらに努力を尽くします。

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 東京は晴れ。

  一体改革の修正合意期限を迎え、党内手続きも含め見えない中、9時から終日法務委員会。 ハーグ条約の批准や人口受精による子の戸籍などの民法改正、裁判員制度や法曹人材育成のあり方、裁判記録の公開などについて幅広い質疑。

 12時生活衛生振興議員連盟。 全国生活衛生同業組合中央会の濱田康喜理事長から、消費税率引き上げの際の外税化、免税点や簡易課税の適用引き上げなど要望。「たべログの誹謗・中傷は死活問題。削除の応諾義務や罰則規定強化を」との要請。

 12時45分代議士会で城島光力国対委員長から、「(法案を審議し決める)本来の国会の姿になった。思いを実現できるようにがんばる」と報告。 樽床伸二幹事長代行から、「今日の進展は定かでない。午後5時までに何らかの連絡をする。昨日の選挙制度の与野党会談では、0増5減、比例40減の輿石提案を行った。月曜日改めて会談」と報告。

  13時本会議。 寛仁親王殿下への弔詞奉呈後、懸案の「原子力規制組織設置法案」「離島振興法改正案」などを可決。 採決後、離島振興法改正を仕切った民主党離島PTの打越あかし事務局長とがっちり握手。
  小宮山洋子厚生労働大臣が、中山義活議員に「子育ては8割方(中身が)残った」と一体改革の与野党協議の報告。「そうよ~」と西村智奈美副大臣。 『総合こども園』でなく現行の『認定こども園』拡充となりますが、長年の課題である給付を一元化。必要なこども達に必要なサービス提供を図ります。

  13時30分法務委員会再開(17時15分まで)。 自民党議員が、政府が検討中の人権侵害救済法案でいつもの否定意見。全く理解できません。

  18時民主党本部で社会保障・税一体改革合同会議。 社会保障調査会の長妻昭事務局長が、「自民党提案の『社会保障基本法案』を『社会保障制度改革推進法案』に修正。国民会議で年金・医療・介護・少子化対策を議論する。政局抜きで社会保障を議論する場となる」と報告。
  未だ引き続き3党協議中であり、この会は報告のみの位置づけ。中座して羽田空港へ。

  20時05分発米子便で帰省(132往復)。雨の中、自宅へとハンドルを握ります。