●与党の司令塔

 幹事長補佐となり、院内の幹事長室詰め。松井孝治筆頭副幹事長や笠浩史・逢坂誠二・阿久津幸久総括副幹事長と机を並べ2時間。与野党幹事長・書記局長会談を終えたばかりの輿石東幹事長が入り、樽床伸二幹事長代行、市川保夫参議院幹事長、前原誠司政調会長、城島光力国会対策委員長などが入れ替わり立ち替わり出入り。
山口県知事選挙に出馬の意欲を示した高邑勉衆議院議員が樽床幹事長代行や高木義明選対委員長と協議など。与党幹事長室は司令塔であり、目の前で政局が刻々動くさまは勉強になりました。

★★★★★★★★★★★

 松江は曇り。

 9時10分米子発羽田便で上京(131往復目)。

 今日も国会正常化ならず。動いているのは、原子力規制庁を議論する環境委員会、社会保障・税一体改革特別委員会のみ。

 11時30分素交会。鹿野道彦主宰は、「昨日退任。1年9カ月のご協力に感謝。農林水産業の再生や東日本復興、原発事故対応に全力で取り組んだ。現下の関心事は、社会保障・税遺体改革で、どう成立に向け取り組り計らうか。苦しい時ほど党内融和で取り組み、国民への責任を果たしたい」とあいさつ。
南相馬市の桜井勝延市長が講演。S31年生まれで私(小室)の4年先輩の56歳。東京マラソン完走のスポーツマンです(以下概略)。
▼南相馬市役所は福島原発から25キロ。20キロ圏1万4千人、20~30キロ圏4万5千人が住み、7万1千人の市民の内6万人が避難。5千人が転出し、2万5千人が今も帰っていない。
▼事故を受け、街を歩く人はゼロで野犬とカラスだけ。南相馬は役所機能が残り、区域見直し後3日間で水道を8割復旧。役場が移転した5800人の広野町は200人、3000人の川内村は500人しか帰っていない。商店も工場も動かず、戻っても何もない。
▼20メートルの津波で、2700ヘクタールの農地が被災し、除染も進ます作付できない。中間貯蔵施設を急いで欲しい。
▼避難区域でも0.1マイクロシーベルトと線量の低いところもあり、早期帰還に取り組んでいるが、「帰ると賠償が少なくなるのでは?」と住民に不信感がある。
▼2機で200KWの東北電力原町火力発電所を年度内に再開すべく、3500人の作業員が入っている。県道は、復興車両で1.6倍の交通量。常磐道を除染しいわき市に行けるようにして欲しい。
▼14.7キロの海岸復旧は手つかず。震災ガレキを埋め防潮林をつくりたいが、国が認めない(※一定の放射線量があるため?)。
 当時の大畠章宏国土交通大臣、池田元久経済産業副大臣、中山義活大臣政務官、逢坂誠二総務大臣政務官など交え意見交換。市長と名刺交換でした。

 13時院内の幹事長室に。幹事長補佐(国土交通省担当)として週1回程度の部屋詰め当番。

15時15分松江市の松浦正敬市長などが来室。航空自衛隊美保基地のC-1やT-400が、八束町上空を年間1万4千回以上飛行。
C-1のC-2切り替えに際し、騒音や事故時の危険性から、米子・境港と同等の「特定防衛施設関連市町村」指定の要望。明日防衛省の渡辺周副大臣に面談予定。出先機関改革で意見交換。丸ごと移譲であり、手上げ方式と説明しました。

 17時前滝実法務大臣が就任あいさつに来室。

18時30分麻布十番のイタリアンで湯原俊二・田中美絵子衆議院議員と会食でした。