●地域資源をお金に

 再生可能エネルギーの買取価格について林野庁の皆川芳嗣長官は、「経済産業省の価格等算定委員会で、太陽光42円、風力23.1円、200~1000KW中小水力30.45円、未利用バイオマス33.61円、廃棄材バイオマス36.5円が示されパブリックコメント中」と報告。
「5000KW出力の(株)グリーン発電・会津バイオマス発電所では、年間6万トン(10万立方メートル)の木質チップを燃やし、1万2千世帯分の電力供給。間伐材の収集・運搬や加工、発電で50人の雇用を生み出す。12~13億円の発電収入で、燃料費7~9億円を地元に還元できる」と説明。地域資源をお金に換えます。

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 東京は晴れ。

 8時農林水産部門・森林・林業WTで、固定価格買取制度の報告。

 8時30分総務部門会議。稲見哲男座長は、「(火・木の)定例日は残り8つ。過疎法と合併特例債延長法案は合意したが、全委員会ストップ状態。地方公務員制度改革や退職手当法案もあり最大限努力」と報告。

 離島政策PTの打越あかし事務長が、「離島振興法改正は6回目。22条を35条に抜本改正。420の有人離島で住み続けられることをめざす」と説明。部門で了承し党政調へ。

 昼前野田総理事務所から訪米土産のミックス・ナッツが届きました。

 13時エネルギーPTで京都大学の山名元教授が、核燃料サイクル政策の講演(以下要旨)。

◆原発をどうするにせよバックエンドを固めないといけない。100万KW出力原発の1年間の使用済燃料は20~25トン。これまで発生した2万4千トンの内海外処理を除き1万7千トンが原子力サイトにある。

◆直接処分、再処理、長期貯蔵の3オプションあるが、アメリカもドイツも地層処分が停滞。中国・インド・ロシアは再処理しプルトニウムを燃やす高速炉を建設中。

◆原子力委員会技術検討小委員会では、2030年の原発比率を35%、20%、15%、0%の4シナリオで議論。廃棄物・資源の両面、コストや安全性をトータルに考えるべき。

 13時45分社会保障・税一体改革特別委員会に渡部恒三議員の差し替えで出席。
 野田毅議員は、「わが党(自民党)は、足を引っ張るつもりはない」とした上で、国民理解、党内政局、政策理念の懸念を指摘。

 野田佳彦総理は、「党内で何度も議論し決めてきた。マニフェストは、『国民の生活が第一』であり、そのための社会保障制度改革と安定財源確保を求めることは当然」「デフレ脱却や行政改革が先との議論したが、消費増税を否定する意見はなかった。党内真っ二つではない」とキッパリ。

 16時30分竹腰創一大田市長、山碕英樹飯南町長などが道路整備要望で来室。
 山陰道の新規事業化でお礼の後、市町村への一括交付金や整備局の地方移譲で懸念の声。「権限・財源・人間をセットで移譲」と説明するも理解得られず。

 17時党幹事長・副幹事長会議に幹事長補佐として出席。樽床伸二幹事長代行は、「今日の与野党幹事長・書記局長会議で、6月21日までに衆議院定数是正の結論を得ることを確認」と報告。陳情・要望ルール徹底を確認。

 17時40分県市議会議長会要望で江津市議会の土井正人議長が来室。

 夜サッカー日本代表VSアゼルバイジャン戦を宿舎でTV観戦。香川・岡崎の2ゴールで快勝!本田は復調、宮市は不完全燃焼でした。