●選挙制度改革

 「身を切る努力」として、衆議院定数80名削減を約束。昨年から与野党協議会で議論を重ねてきましたが、自民党は小選挙区5名削減で一票の格差是正を優先。
一方、比例削減で議席が減少する公明党・共産党など野党は、こぞって比例中心の選挙制度への抜本改革を主張。隔たりが大きく停滞していましたが、昨日の民主党政治改革推進本部総会で、「小選挙区5名減、比例75名減。抜本改革までの間、ブロック比例を全国比例に改め、並立制70名、連用制35名とする。次々回からの抜本改革に向け、第9次選挙制度審議会を設置する」との方針を確認。
会期末までの決着をめざします。


★★★★★★★★★★★


 松江は晴れ。

 節電の夏を控え髪をバッサリ。いつものことながら家族には不評です。

 7時20分松江市役所ポンプ場横で朝立ち(通算729回)。
 私(小室)から、審議入りした社会保障・税一体改革の年金・子育て・税制の法案概要を説明。「国家公務員給与や国会議員歳費の削減を実現。衆議院定数削減に向けさらに努力する」と訴え。

 一方、自民党の審議拒否で一体改革以外の委員会審議は全てストップ。「EUの財政危機再燃や夏の電力供給などの課題もあり、国会を休んでいる場合ではない。『しっかり働け!』と声を上げて」とお願い。
 角ともこ県議は、「月末にかけ東日本の被災地や女川原発を視察し、復興や防災について勉強をし県議会で取り組む」と訴え。

 9時40分市内事業所へあいさつ回りへ。

 保育園を経営する社会福祉法人理事長は、「子ども・子育て新システムは、国の保育責任を放棄するもの。もっと公務員や議員を削ってから」と厳しい意見。
 私から、「身を切る努力を進める。新システムで7000億円のサービス充実をめざす。保育責任は国・地方が協力して果たす」と話すも理解得られず。

 ある不動産屋では、「中心市街地の不在家屋の防犯・防災対策をしたいが、市役所では持ち主の所在を個人情報で教えてくれない」とのこと。「一般への情報開示は難しいが、通報を受けた市役所が持ち主と対応していけるようマニュアルをつくることも必要か…」とお話。

 ホテル宍道湖でほてしんランチ。一旦県連に帰り休憩後、再びあいさつ回り。

 ある設計会社では、「自分の住む島根町大芦は原発から4キロ。止めてもらわにゃいけん」との声。福島の事故を受け、県民意識は大きく変わってきています。
 ある会社の社長が唯一人、「早く動かしてもらわんとうちの冷蔵庫が困る」との意見。「中国電力管内は大丈夫だが、関西電力管内は足りない。ぜひ節電して電力を送って下さい」とお願い。

 ある事業所では、「福島原発4号機の燃料プールが地震で倒壊したら日本が壊滅。民主党は情報隠し」との指摘があり、「事故直後官邸入りした馬淵首相補佐官が対応し耐震補強済み」とお話。
 格納容器のない燃料プールにある大量の使用済核燃料が熔融すれば東日本壊滅の危機。しっかり対応してきましたが、正しく伝わらず。ネット情報などの誤った情報流布は問題です。

 夕方樽床伸二幹事長代行から携帯に電話。「(陳情・要望を処理する)国土交通省担当の幹事長補佐をぜひ!」とのことで、「承知しました」とお答え。岡田幹事長時代の昨年に続き2回目となります。

 夕暮れまで70事業所を訪問。晴れのはずが雨になってきました。