●並大抵でない

 強い陽射しの中での県中央メーデー。来賓の島根県の西山彰商工労働部長とのやり取りで、「企業の海外移転の動きがあり、県内も下請企業の仕事が減っている。テレビも自動車も厳しい」と危機感。
製造業は、円高・株安、新興国の追い上げに加え、原発停止による電力不足懸念から東南アジアなどへ生産拠点を移す動きが加速。政府は、企業立地補助金やエコカー補助金などで必死のくい止め策を展開。
メーデーに参加した家族連れのみなさんを見ながら、経済も社会保障もそれを支える国の財政も、一刻も早く立て直しをと思いますが、それが並大抵でないのも事実です。

★★★★★★★★★★★

松江は晴れ。

 10時30分北公園で家族連れなど約2500名が参加し県中央メーデー。入口で国会報告ビラを配布。
 岩田学会長は、「東日本大震災復興のため、引き続き力を合わせよう。社会保障・税一体改革は待ったなし。政府には、勤労生活者のための政策実現を期待する」とあいさつ。
私(小室)は、「昨日郵政見直し法案が成立。郵政関係者には苦労をかけたが、再生のためがんばって欲しい。国会議員歳費削減も決定。国家公務員の給与活動カットも始まっており、労働基本権回復に努力する。社会保障に10兆円、地方財源に10兆円穴が空いており、こどもたちへの負担の付け回しはもうできない。一体改革に理解を」と訴え。
亀井亜紀子参議院議員は、「山陰道や浜田港整備、雲南・高津川の総合特区など、島根の課題は大きく前進。スジを通し国民新党を離党したが、超党派の議員連盟の活動などを通じがんばる。できるだけ地元も回りたい」とあいさつ。
会場でJA安来のイチゴ、雲南の仁多米のラーメン、牛肉カレーを買いました。

 13時30分平田文化会館プラタナスホールで出雲市立総合医療センター新病院竣工・開設60周年記念式典。
 長岡秀人出雲市長は、「S27年平田の町村組合立病院として開設。予防医療、リハビリ機能も備えた病院として今回竣工した」と地域医療拠点としての役割を強調しました。
私は、「先々週は隠岐病院の開院式典に参加。一昨日は、益田圏域の3市町長と厚生労働省の辻康弘副大臣に面談し、医師不足対策を要望。島根にとって医療は最重要課題。出雲圏域は、全国トップの医療水準にあり、中央病院や島根大学附属病院との連携を図るとともに、予防・リハビリを活用した地域包括医療の拠点となることを期待。安心の医療を確保するため、社会保障・税一体改革にご理解を」と祝辞。
竹下衆議院議員、青木一彦参議院議員なども祝辞。

15時はくいし恵子県議事務所で支援者のみなさんと社会保障・税一体改革の車座集会。
 15分ほど高齢化の動向や一体改革の内容を説明し意見交換。
 「介護保険料や国民健康保険料が引かれ、年金が減っている」「あなたは小沢グループか?」「食料品の非課税など低所得者への配慮が見えない」「お金持ちにもっと負担をしてもらうべき」など質問をいただき、とにもかくにも、現役世代の厳しい現状を知っていただきたいと説明。

夕方にかけもう一踏ん張りし市内あいさつ。 伺ったお宅はある会社の社長さんで、「13年前ドイツに行った経験から自体や工場に伸べ50KWの太陽光発電パネルを付けている」と自慢。「私も15年前に付けました」とお話し、エネルギー政策であれこれ。なかなか面白い方でした。