●手順を踏んで…。

 枝野幸夫経済経済産業大臣が、「今夏までの原発再稼動は、関西電力大飯原発以外は難しい」と表明。昨年6月中部電力浜岡原発の運転中止を要請、8月には九州電力玄海原発の再稼動を延期、原子力安全委員会も関与したストレステストを再稼動条件に追加。
50基(※福島第一原発除く)の原発の内16基が評価書を提出しており、昨年10月の大飯が一番先(※島根原発は未提出)。以来原子力安全保安院や安全委員会による安全性のチェックや地元説明会などを行い、法的権限を持つ経済産業大臣など4大臣で需給の必要性も踏まえ再稼動要請を判断。地元の理解が得られれば最終判断する予定です。
次に評価書が出たのは四国電力伊方原発ですが、保安院や安全委員会に代わる原子力規制庁の設置が進まず、現時点審査手続きはストップ。つまりは、大飯以外の安全確認ができない状況が冒頭の枝野大臣発言となったもの。大飯の再稼動の是非にはなお議論がありますが、慎重な手順を踏んできたことはぜひ理解いただきたいと思います。

★★★★★★★★★★★

  松江は曇り。

  9時過ぎ県連事務所を出て市内あいさつ。
 家々には、チューリップなどの花々。陽射しが強くなり、上着を脱いで失礼。  ある奥さんは、「重箱の隅をつつくやり取りでうんざり。(国会中継の)テレビは観られん」と立腹。政治全体に厳しい批判です。
  あるご主人は、「期待しちょったけどのー」と嘆息。野田総理の一体改革の前向き姿勢に疑問も出され、私(小室)は、「自民党から具体策を示せと求められ、党内で激論し決めてきたが、その度にハードルが上がる。社会保障改革も健全財政も待ったなし」とお話。
  「がんばってください」と激励もたくさん。無邪気なこどもたちの姿をあちこちで見ながら、「一歩一歩前進するのみ」との思い。

  昼はかつふじでロースカツ定食。

  14時東嵩見団地集会所で太田薫元市議呼びかけの社会保障・税一体改革の車座集会。 私から、政権交代の成果、原子力政策に触れ、一体改革について訴え。
  「消費税を上げ何に使われるのか、政治に対する不信がある」「一体改革と言うが、社会保障や政治改革が見えない」との声があり、「社会保障以外に使わないことを法律に明記。社会保障の法案審議が特別委員会で始まるのでご覧いただきたい。国会議員歳費は、年間280万円カットで合意。定数削減も6月会期末までに結論を出すよう努力」とお答え。
  「原発の再稼動は止めるべき」「ドイツは止めるのではないか」などの意見も。
 「政府の方針は脱原子力依存。安全性を厳しくチェックし、必要性を見極めつつ減らす。一方、代替え電源によるコスト上昇を国民がどの程度引き受けられるかも考える必要がある。スウェーデンは、代替え電源を確保しながら順次廃棄。ドイツは2020年がゴール」と説明。厳しい風当たりだからこそ、キチンとした説明が必要です。

  15時30分県連で県臨床心理士会の美川寛会長など役員5名の方と面談。 病院の精神科や児童相談所・学校のカウンセラーなど従事ですが、国家資格でないために診療報酬の位置づけもなく、嘱託・パートがほとんど。「ぜひ国家資格を!」との要請があり、「努力します」とお答え。

  17時ホテル宍道湖で県職連合役員経験者の退職送別の集い。 お世話になった方々8名が退職。それぞれに色々ありました。感謝の一念です。