アクアフィリング注入による額形成(前額形成)のご紹介 | 心斎橋コムロ美容外科 院長 池内秀行のブログ ~時々スタッフブログ~

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”痛みを極力抑えた安心できる施術”は麻酔科医ならではの心掛けです。
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皆さん、こんにちは。

今日は、アクアフィリングを使ってのおでこ形成を紹介します。

 

アクアフィリングを導入するまでは、

ヒアルロン酸やレディエッセを使用していたのですが、

しこりを形成して平坦になりにくかったり、

注入物が固まった結果、痛みが出てきたりなどの欠点がありました。 

 

そして他の部位で良く使う脂肪注入は、

“おでこ”に限って言うと残存率が非常に悪く

手間に見合った効果は得られませんでした。

 

アクアフィリングは柔らかく、しこり形成を起こしにくく、

脂肪ほど持続しませんが比較的安価で

繰り返し注入をしやすいといったメリットがあります。

 

今回の症例の患者様は、

数日後に参加するイベントに間に合わせたいというご希望で、

手術目的に来院されました。

 

[術前注入計画]

患者様の前額は、両方の眉上の目尻側部分に三角形のくぼみがあり、

特に左側のくぼみには影が入っていました。 

大事な予定が数日後にあるため、

万が一にも腫れたり、ひどい内出血になるのは避けないといけません。

そのため、今回はアクアフィリング10ccのうち、4㏄だけを注入することにしました。

[麻酔]

アクアフィリングの注入には、局所麻酔をするのですが、

当院では患者様のご希望があれば吸入麻酔下で局所麻酔注射を行っています。

麻酔前の絶食が必要ですが、痛みを感じないのでお勧めです。

 

[実際の注入]

麻酔終了後、5か所の針孔からアクアフィリングを注入します。

注入時の内出血のリスクをできるだけ抑えるために、

当院では先端が丸いカニューラという鈍針を使用しています。

右に1.8cc左に2.2cc注入し、針孔を無色透明な糸で縫って手術は終了です。

 

[手術終了]

注入後患者様に確認してもらいましたが、

仕上がりの綺麗さにびっくりされていました。

アクアフィリングはあと6㏄残っていますが、2回に分けて注入予定です。

今回は陥凹部を平らにする程度でしたが、

2回目、3回目の注入でオデコに丸みを作ってきます。

 

縫合箇所もこのような感じで大きく目立つことはありません。

[まとめ]

セメントやシリコンインプラントを使う難易度の高い手術と違い、

アクアフィリング注入なら簡単に、短時間、安全にオデコを作ることができます。

いざとなったら溶かすこともできるので、安心ですよね。