飛行機と列車とバスを乗り継いで、岐阜県の飛騨高山へ行ってきました。
今回は「飛騨高山女一人旅」と題して、「一人旅の計画の立て方について」「特急ひだの車窓の楽しみ方」「モデルコース」「食べ歩き」「おすすめのお店」「高山、古川で感動した場所」といった内容で旅のお話を書いていきます。
これから飛騨高山へ旅をされるご予定の方、もしくはひとり旅でおすすめスポットをお探しの方、少しでも素敵な旅の参考になるような情報をお届けしますので、参考にしてみてくださいね!
ここでの記事は「なぜ飛騨高山を旅先にしたのか」「一人旅の計画の立て方・楽しみ方」「必ず買う旅のお供」という個人的な思いのお話になりますので、もし飛騨高山のみの情報をお探しの方は、次の記事からお読みいただけるとよいかと思います。
なぜ、飛騨高山を旅先にしたのか
ここでは、一人旅の行き先の選び方をご紹介☆
今回の旅で、高山の地元の方との会話で「どうしてここに来たの?」と何度かきかれました。説明すると長くなるので「古い町並みを歩きたくて」と答えたのですが、その裏側に人との会話で興味をもったいきさつがありました。
もしかして、そういうきっかけも「自分が求めているものにつながっているのかも」なんて思ったりします。
だいたいが3つのパターンです。
その1:ここ行きたい!な風景に出会い、衝動的に
例えばクロアチア。仕事でストレスを抱えていた時に、ネットで癒し画像を検索していたんです。そうしましたら、エメラルド色の美しい湖に木道がわたされている、とても神秘的な風景が出てきました。そこは、クロアチア(イタリアの対岸東側です)のプリトヴィチェ国立公園。
ここ、歩いてみたい!(湖との境目が分かりづらくて、うっかりするとぼちゃん。しそうなとこでした)
今は、ヨーロッパ旅行でもネットで経路を検索してくれてチケットが取れて、お宿も簡単に取れる時代です。思いきって行ってみました。
衝動は思い止まる機会が多くなりがち。でも心の叫びでもあります。旅においては、大切にしてみると面白いかも。
その2:これがしたい!な場所を探して見つけた場所
今年の2月。ペットロスと長引く冬季の日照不足もあったのか「休養しないとだめだ」って思い詰めたことがあったんです。それで一人でゆっくりしたくて。「眺めがよくてゆっくり過ごせそうなリトリート」で検索をかけていましたら、気になるホテルが。沖縄のオーシャンリゾートhiyoriさんでした。
ここでゆっくり過ごそう!
那覇市のやちむん通りで焼き物を購入し、水族館と植物園を観光する以外は、ホテルでゆっくり絵を描いたり本を読んで過ごしました。
無理をしても長期的にみれば事態は悪化することも。そうなる前に、心のメンテナンス、とても大切だと思います。
その3:人との会話の中で興味をもった場所
今回の飛騨高山がこのパターンだったのですが、昨年の12月に地元の定山渓温泉「翠蝶館」さんに宿泊したときのこと。温泉の湯舟の中で、旅好きの50代女性と遭遇してお話が盛り上がったんです。
その方は「翠蝶館は一人で月一で宿泊して、夫とは全国の温泉地を周った」と仰っていたので「今までまわった温泉でどこが一番よかったですか?」ときいてみたんです。そうすると即答。「下呂温泉」と。今月、旅先を考えていたときにそのときの会話を思いだしまして。
よし、下呂温泉に行ってみよう!
調べたところ、近隣に、白川郷や飛騨高山の古い町並みが出てきました。散策が好きなので歩いてみたい!食べ歩きもしてみたい。職人の匠に触れたい。定山渓温泉の湯船での会話が、今回の旅につながりました。
一人旅の計画の立て方~行先の優先度を3種類に分類
一人での個人旅行のよいところは、明確目標をもとに計画を立てることができて、その日の気分で好きなところに行けて、好きな場所で好きなだけ過ごせるということ。自由度が高いところです。
わたしの場合は、綿密に計画を立てるというよりは、事前にガイドブックを眺めたり個人旅行のブログを眺めるなどして「絶対に行きたい!ところ」「気分がのったら(時間があれば)行くかも。なところ」「興味ないけれど有名な観光スポット」と優先度順に場所を3つに分類。
次に、旅先での距離、滞在時間などをみて、まず「絶対に行きたいところ!」の大筋の計画を立て、その周辺にある「(もし時間があったら)行きたいな。なところ」を肉付けし「興味ないけれど…有名な観光スポット」もとりあえず頭に入れる。
例えば、今回の飛騨高山の旅では、旅の目的が明確でしたので「絶対に行きたいところ!」にしていた場所は、散策する場所として「飛騨の里」「古い町並み」「瀬戸川と白壁土蔵街」「飛騨大鍾乳洞」
買い物をする場所としては「戸澤漆器」「蜻蛉舎」「三嶋和ろうそく店(飛騨古川)」
見学したい場所は「日下部民芸館」
このように、マストな場所の骨格をつくり、計画をたてます。
また今回も、地元の人にすすめられて「興味ないけれど有名な観光スポット」に行ってみたら、感動した。タクシーの運転手との会話から立ち寄ってみたら思いがけない感動に出会った…という体験をしたので、ある程度の位置関係やスポット情報などは網羅しておくと、柔軟性の高い旅になると思います。
一人旅の楽しみ方~旅の目的を明確にすると面白い
リラックスしたい、一人でゆっくりしたい、どうしても行きたいところがある。旅の目的は人それぞれ。わたしは毎回、旅のテーマを決めています。
今回は「とにかく歩く」「職人さんの美意識に触れる」という2つのテーマがありました。
今は安価でお洒落にみえる「もの」が棚に並ぶ時代。激安ショップにいきますと、ブランド品や北欧の有名なデザインが安易に模倣された雑貨が並んでいたりします。わたしはとても残念な気持ちになりますし、買ったとしても大切に使う気にもなれません。
そうすると、生活も雑になってしまうように思うのです。
旅先では、その土地の焼き物ですとか、買うようにしています。
そうしますとわたしも、職人さんが大切に創り上げた「もの」をお迎えするお部屋も失礼のないような空間にしなくちゃ!と意識がぴしっとなり。不思議とお部屋も気持ちも整うのです。
今回の旅でも「我が家に迎え入れたい」という飛騨の品が見つかりましたよ。
空港へは余裕をもって到着。そして必ず買う旅のお供
わたしの場合ですが、心配性なのもあり、出発の空港へは3時間前に到着するようにしています。かなり早いですよね。
それには2つ理由があって。一つは心の健康のために。わたしが住んでいる札幌と新千歳空港間はJRで行くのがメインですが、JR、雪、故障、事故…様々な事情でよく遅延したりとまったりすることがあるんです。時間がぎりぎりですと、そのようなときにパニックになりそうで。余裕をもつようにしています。
もう一つの理由は、空港にはビジネスマンもいますけれど「これから旅に行きます、旅にきました!」っていう人も少なくありません。空の玄関口にはその人たちのワクワク感が溢れているようで。早めについて空港内をウロウロしていると、人々の「楽しい気」を浴びられるように感じるのです。テンションあがります。
ちなみに北海道といえば、乳製品!新千歳空港には、魅惑的なスイーツ店が溢れていますが、わたしはいつも旅先のお供としてある某おやつを手に入れます。それはコチラ。
新千歳空港店限定のグリコダイレクトショップ「キャラメルキッチン」さんのホームメイドキャラメルです。
常温で1か月もつので、カバンに忍ばせて旅先で食べたりします。キャラメルはバター、アーモンド、ミルク味の3種類ですが、わたしは空港につきましたら、まずここで「ミルク味の8個入り」を購入。
北海道産の乳製品を使用して、店内で丁寧に炊き上げたものなのだそう。上品な甘さ…これはマストです。みなさんには、これ!といった旅のお供はありますか?
計画からはじまり思い出を味わって終わる
一人旅はツアーと違って「どこへ行きたいのかな?」「何を経験したいのかな?」と自分に問いかけて、それを実行するための計画を立てるところからはじまると思っています。
わたしの場合ですが、帰宅してからこのようにブログを書くことも、旅の楽しさを追体験できる時間です。あとから読み返すと楽しかったりもします。
以上、旅のあれこれでした。
次の記事からは旅の情報を綴っていきます。「飛騨高山女一人旅」「ひとり旅」に該当する方は、参考にしていただけること内容ですよー☆