last days~坂本龍一最期の日々というドキュメンタリーをみました。
 
余命宣告を受けた直後の日記。
 
現実なのか?
現実感がない
何もせずに半年過ごすか
副作用に耐えながら5年生きるか
やり残したことがあると感じるかどうかー。
 
だれもがいずれは人生の終わりを迎えるわけだけれど、表現者として多くの人に影響を与えてきた方は、死を意識したときにどのようなことを感じるのだろう。そういった興味を持って番組をみました。わたしの心にズドンと来たのは日記の中の「やり残したことがあると感じるかどうかー。」の部分です。
 
自分がもしそう思ったときに、すでに死ぬ直前だったり、床にふせていたりしていたら?やり残したことがあってもそれも出来ない状態だったら?それこそ後悔してしまうと思うんです。
 
坂本氏が亡くなる1時間前の映像も放送されていたのですが、意識をうしなってもなお、その指は空中でピアノを弾くような動きをしていました。
 
坂本龍一さん、曲以外のことはあまり存じ上げなかったのですが、ドキュメンタリーをみて、その思考や生き方、お住まいの備品、そして最期にも…美意識がすべて滲み出ているという印象を受けました。
 
いろいろ感じながらタングル。
「最期に何が残るだろう」
 

後悔の少ない人生ってどんなものだろう?最期に「これをやり切ったぁ!」と言い切れる人生だろうか?考え始めたらペンが途中で先に進まなくなり、終了。今一度、自分の生き方について、考えてみたいと思いました。

 

4月11日(木) 午前0:35 〜 午前1:35に再放送があるようです。すべての人に、おすすめ。