ゼンタングルアート。「集中して何も考えずに自由に描ける」とはよく聞くものの、描いているときってどんな感じなの?って思ったことありませんか?わたしは、他の人はどんな感じなのかな?興味あります。

 

本日は、タングルしてみるときってどんなことが心の中でおこっているのか、具体的に説明してみたいと思います。

 

わたしの場合、毎回タングルとの関わり方や利用用途は異なるのですが、本日は集中しやすいトラディッショナルスタイルでよく生じる「セルフセラピーバージョン」でお伝えしていきますね!

 

描いた作品をあとから見ながら「描いていたときは、こんな感じだった」と思い出したことを書き起こしてご紹介していきます。考えたようなことを書いていますが、すべて「後付け」。描いているそのときはそれは意識上に現れていないので、考えていませんよー。

 

まずは、できあがった作品から。

続いて、タングル中の様子です。

 

タングル中はこんな感じ

 

まず、スタートは「これを描こう」と思い浮かんだタングルから。(これは考えます)

 

覚えたてのタングルrunpusでも描いてみようかな。真ん中より少し上の位置に、お花のようなタングルをスタンプみたいにポンッ。

 

底から炎のようなものを巻き上げよう。情熱的なdewdをタイルの下部から上部までボボボ。さらに連続させたらどうだろう。runpusの隙間にもdewdをメラメラ。

 

runpusが炎の中でキラキラ輝いているみたい。それを支えてみようか。両脇にほがらかな向日葵のようなMoon Pieをサクッ。

 

炎のrunpus、バランスをとるのにクールダウンしよう。尖ったきのこのようなrixtyを添えてシャキン!

 

隙間ができた。そんなときは大好きなタングルをクッションに。かたつむりのようなやさしいprintempsをギュギュッ。

 

こんな感じです。

 

※ご紹介した5つのタングルは、以下のサイトでタングル名から検索して、描き方の動画まで行き着くことができますよ!

 

 

 

タングル後はこんな感じ

 

できあがった作品を眺めてみて次のように、タイトルが思い浮かぶことがあります。こんな感じてす。

 

タイトルは「情熱と冷静」にしよう。(そうにしか見えなくなる)

 

次に、言葉が浮かぶことも。「人生には情熱も大事だけれど、冷静的な判断能力も大切だよ」

 

そんな感じで、さくさくっとタイトルや言葉が思い浮かび、一つの作品が終了します。

 

内なる声を聴くということ

 

オラクルカードとか、おみくじといった占いのようなもの、楽しいですよね。一枚引いて、ご神託のようなものが書いてあって…。

 

そんなとき、そのときの自分にあてははまることが書かれていて驚いたり、自分に新しい視点をもたらす言葉が書いてあってはっとしたことってありませんか?

 

わたしの場合、自分で描いたタングルの作品そのものが、今回ご紹介したようにメッセージカード状態になることもあります。タングルやイメージって与えられたものではなく自分の中から湧き出た言葉だから、一番説得力があるような気がして。

 

「心の声がタイルの上ににじみ出ているのでは?」と感じることができる方は、そういった方法でゼンタングルアートの作品を自分の内なる言葉として認識して、活用できるかもしれません。

 

例えていうならば、心理療法のひとつ箱庭療法でしょうか。

 

それは、箱に入った砂の上に小さなミニチュアを並べていき、言葉を使うことなくイメージの表現をしていくというものです。

 

箱庭を使ったセラピーは自分の内的な感情を言語化することができると言われていますが、内側から何かを引き上げる…という意味では、わたしがご紹介したものも、それに近いのかな。

 

自分と対話する時間を設ける、セルフセラピーとしてのゼンタングルアート。本日は、そんな使い方もありますよ☆ということで、ご提案させていただきました。

 

自分に本当に必要なことを知っているのは、その歴史と状況を知っている、自分自身なのかもしれませんね。