ペットが亡くなってしまう瞬間、せめて傍にいられたら…って思いますよね。ですが、人は寝なくちゃいけないし、会社に行かなくてはならない人もいる。その瞬間だけその場を離れていることだってあるでしょう。
だから、死の瞬間に立ち会えることは、恵まれていることだと思います。
本日の18時。我が家のミニウサギのひまわりさん。(8歳)が息をひきとりました。
高齢で少し前から足腰は弱くなってきていたのだけれど、食欲はあるし、好物の乾燥パインをあげるときはクルクルと走り回って。とても可愛い子でした。
でも、わたしは1か月前から「この子は年は越せないなぁ」って覚悟していました。なぜなら、なでなでしたときにひまわりさん。の背中から伝わってくる「生命力」のようなものが、急激に弱くなってきていたからです。
なので、この1か月「ひまわりさん。にとって何が心地よいのだろう?」わたしなりに考え、環境を変えていました。
例えば、以前はケージの外に出すのは1日1時間だったのですが、ここ1か月の間は、在宅中は、ケージの外に出しっぱなしにして。
ネットで調べると「長時間出しているとわがままになるからよくない」なんていう専門家の意見もあったのですが、ウサギも人間と同じ。何がよいとか悪いとか、やってみないとわかりません。
ひまわりさん。はマイペースなので、その環境で好きな場所でリラックスしていたように思います。
また、ひまわりさん。をなでなでしながら何度も伝えました。「今までありがとう」「お家にきてくれてありがとう」「一緒にいてくれてありがとう」「ここまで元気に育ってきてくれてありがとう」
この1か月、できることをしてみました。
今回の経験から、死ぬ間際は、痙攣したり意識が朦朧とすることもあるので、言葉が届きづらいのかなと思いました。別れは突然来るものです。感謝の気持ちは元気なときに伝えておくとよいのかもしれません。
あとから「言いたいことをちゃんと伝えることができた」と思えます。
今日は隣の部屋にいて絵を描くことに没頭していて。ピーピーピー!と鳴き声のようなものが聞こえました。みると、ひまわりさん。が、ばったり倒れていて。
詳細は書きませんが、その様子からすぐに死にゆく状態だとわかりました。わたしは少しパニック状態になりながらも、なでなでして「痛かったね。ありがとう、ありがとう」語りかけ続けました。
その間、2分ほどだったと思います。あっという間に息をひきとりました。
3時間ほどたって落ち着いてから、冷たくなったひまわりさん。に改めて「おつかれさま」「最期に傍にいさせてくれてありがとう」と伝えました。
明日、火葬です。
悲しい気持ちを表す方法は人それぞれですよね。わたしは、水色のインクを通して、悲しい気持ちを紙に描きこみ続けました。絵に集中することで少し気が紛れます。
小さな家族の死、ただただ泣いて、かくことしかできません。