6月にゼンタングルを知り、ふるはし美鳥先生の動画クラスを受講し始め、9月にゼンタングル認定講師CZTのセミナーを受講。あっという間の3か月でした。

 

美鳥先生の講座で、トランゼンディング(重ねることで下のタングルが透けてみえる)という、興味深い技法で描いてみました。

 

お手本をみて難易度たかっ!と思いましたが、そこは、美鳥先生の楽しく優しいリード(誘導)マジック。合間に家事をしつつ、一日かけてできあがりました。

@midorifuruhashi

 

感想は「嬉しい!こんなおもしろいのできちゃったわ!」です。

 

思えば、自分の表現について無条件に嬉しいと思えるのって、ゼンタングルをはじめてからの新しい経験かも。

 

このような肯定的な気持ちになれるのは、ゼンタングルの「ノーミステイク」(失敗はないよ~)のアートの精神を学んだからというのもあるでしょうし、先生や他の生徒さんたちからいただける暖かいコメントのおかげもあるでしょう。

 

わたしは以前ダンスをしていのですが、よくスペインへ行かれるフラメンコの先生が、こんなお話をしていたことがあります。

 

「スペインでは躍りをほめられたら、ありがとう。って堂々というの。でも日本人にほめられたら、いえいえ…って謙遜するようにしています。相手によって、態度を使い分けするようにしているんです」って。

 

 

この使い分け、わたしも欧米の自己肯定感モリモリな人たちの文化に触れてきましたから、ちょっとわかるような気がします。

 

日本では、謙遜の文化が根付いていますから、自分が自分をほめることってなかなかないですし、褒められても、ついつい「いえいえ、わたくしなんぞは…」なんて言ってしまったり。中には自分のアラを探して報告してしまう方もいるのではないでしょうか。

 

でも自己肯定感を大切にするゼンタングルの考え方では、ほめられたら「ありがとうニコニコ」って言ったほうがあっているし、自分の作品も「でーきーたーラブラブ」って喜びをかみしめたほうが似合っていると私は思います。

 

無条件で自分の作品にOKだせる習慣って、とても素敵なこと。やってみたことがない人は、練習、練習!

 

ゼンタングル的にはよろしくないのでしょうが、私自身、はりきってかいてみても「美しくないし、ヘン…」なんて、しょんぼり。タイルを破棄してしまったこともあります。そういう否定を、少なくしていくのが目標です。

 

 今日は、大きな嬉しいことが。

 

セミナー受けたりもしていたので、最近、基本的なタングルから離れているなぁと思い、最初の頃に覚えた基本のタングルで白タイルに黒ペンで描いてみたんです。

 

所要時間、1時間。

クレセントムーン(右上の虹みたいなの)の中に、パラドックス(三角の入れ子みたいなの)いれて、タングレーション(タングルを組み合わせること)
 
そのようなことは以前の私には思いつかなかったことなのに、今回、自然とできていたんです。
 
できあがったあと「前はどんな感じで描いていたかな?」と3か月前のタイルを引っ張りだしてみてみると…びっくりしちゃったんですよ、あれ、変ってる!って思って。

 

これが3か月前前に描いたタイル(画用紙をチョキチョキした手作りタイル使用。角の切り込みがめちゃ適当ですね)

 

一生懸命かいたよ!な感じがにじみ出ています。

ただ、3ヶ月経っただけで、なにげなく描いたときに使っているタングルの数や雰囲気がぜんぜんちがいました。
 
自分のタイルをみて「3か月続けてみた結果、けっこうできることが増えたのだなぁ」と嬉しくなりました。


ドリカムの歌のタイトルじゃないですが、描いたタイルの数だけ「嬉しい!楽しい!大好き!」がどんどんたまっていく…ゼンタングルには、そんな幸せマジックがあるのかもしれません☆