私のがんは、

子宮頸部の上皮内にとどまっている0期ではなく

その次のステージⅠ期でした


がんの大きさから私はステージⅠB1期

初期と思っていたので

子宮全摘は全く考えてもいませんでした


不安が一気に押し寄せてきて

たまらず先生に尋ねました


「先生、子宮をとってしまったら

私は何者になるんですか⁈」


この問いに 先生がどう答えてくださったか

覚えていません


今も覚えているのは、


「お子さんはお考えですか?」

「いいえ考えていません」


のやりとりでした


先生は とても言葉を選びながら

私の気持ちに寄り添うように聞かれて

私も 自分の身体に確認するように

慎重に答えました


そして先生は、

がんの取り残しのことを考えるなら

子宮全摘が良いとおっしゃいました


その後も手術の内容や術後の合併症等の説明を受け最終的に私は、三週間後の3月13日に

卵巣を残して「広汎子宮全摘出術」を

受けることを決めました


手術まで時間がないので

その日のうちに必要な検査を

いくつか受けることになり

あちこちの科を一人でまわりました。


しっかりしなくては!

と気持ちを強く持とうとするけど

待合室の椅子に腰を下ろすと

自然と涙が出てきてしまいました🥲


もうすぐなくなってしまう

「子宮」のことを考えました


〜15へ続く〜