2024.4.25

曹操軍と長江で戦うには船と弓矢が必要として、

周瑜シュウユは孔明に10万本の矢を調達・生産することを命じます。

孔明は3日以内で実現できると答えました。シュウユは弓矢職人や弓矢の材料調達を妨害し、邪魔な孔明を殺害しようと考えたのです。

しかし孔明は六百人の兵士に藁人形を作らせました。

三日後、深い霧が立ち込めた夜に魯粛ロシュクを伴い、二十隻の船に藁人形を乗せ曹操軍の陣営近くまで接近します。敵も気づき、夜襲に対抗して一斉射撃を仕掛けてきます。魯粛は怯えましたが、孔明は「矢を調達しました」と帰還しました。

 

大山守オオヤマモリ(魯粛)は宇遲和紀郎子ウヂノワキイラツコ(孔明)を殺そうと思いました。

大雀命オオサザキ(周瑜)はこれをイラツコに伝えます。

イラツコは山の上に幕を立てて召使いを王様として椅子に座らせ、自分は卑しい身分の姿になります。さらに渡し守として待ち伏せ、オオヤマモリ(魯粛)を船に載せます。

オオヤマモリ(魯粛)は船頭(孔明)に尋ねました。「この山にいる大猪を獲ろうと思っているが、私に獲れるだろうか?」

船頭(孔明)は答えました「獲れないでしょう。」

兵士たちが一斉に矢を放ちます。

弟王イラツコ(孔明)は歌う。

「宇治川の渡し場に立っている

阿豆佐由美アズサユミと麻由美マユミ」

 

 

孔明は街亭の守備に信用する馬謖バショクを任命しました。孔明(オオサザキ)が張郃(オオヤマモリ)の攻めて来ることを伝えると、馬謖(イラツコ)は命に背いて山の上に陣を張ります。これによって大敗し、孔明は泣いて馬謖を斬りました。この時趙雲も敗北したため降格します。

孔明(弟王オオサザキ)は歌う。

「阿豆佐由美アズサユミと麻由美マユミ

切ろうと思うが

取ろうと思うが

君を思い出し

妻を思い出して

切らないで来た

阿豆佐由美アズサユミと麻由美マユミ」

 

 

※梓弓アズサユミと檀弓マユミ

阿豆佐味天神社

梓巫女