古事記の中巻は上巻を遷したもの

 

前回は簡単な例を幾つかご紹介しましたが

もう少し提出しておきます

 

字が上巻

字が中巻としましょうか。

()内が現在の地名

 

海佐知毘古 → 山佐知毘古

現代語訳では釣り針の交換。もちろんそれも正解。

原文では佐知の交換。つまり一度名前を交換している。

この兄弟は

秋山之下氷壯夫 → 春山之霞壯夫

 

また、

春山之霞壯夫・秋山之下氷壯夫・伊豆志袁登賣

の関係は

大穴牟遲神・菟神・八上比賣

でもある。

富士の木花之佐久夜毘賣

藤の花の伊豆志袁登賣

 

須佐之男命の娘 須世理毘賣と結婚する宇都志國玉神

須佐之男命の娘 多紀理毘賣命と結婚する大國主神

 

天若日子 → 阿遲鉏高日子根神

この二柱も名前を入れ替えている。

親でも区別出来なかったとして。

その場合

阿遲鉏高日子根神(迦毛大御神) 高比賣命

という兄弟になる。これを中巻に遷したのが

豐木入日子命(上毛野君。下毛野君等之祖) 

豐鉏入日賣命(拜祭伊勢大神之宮)

であり、

阿治志貴高日子根神を思って歌った高比賣命の歌の内容が

中国の七夕物語。牽牛と織女の方です。

カササギが橋渡しをする。

布多和多良須の訳し方は二つ一度にお渡りになるではなく

二人を一度に渡らす。

 

また、反乱した天若日子 下光比賣命

の関係は他にも引用される。反乱した兄弟

沙本毘古命 沙本毘賣命

抵抗した兄と、その妹

登美能那賀須泥毘古 登美夜毘賣

反乱した子と、その母親

波邇夜須毘古命 波邇夜須毘賣 

なお、この二柱は

波邇夜須毘古神 波邇夜須毘賣神

として伊邪那美神が死ぬときに生まれている。

 

紐小刀を持った沙本毘賣命

紐小刀を持った佐比持神

 

天孫降臨の案内を引き継いだ

猿田毘古神 → 天宇受賣神

神武東征の案内を引き継いだ

槁根津日子 → 八咫烏

八咫鏡の案内を引き継いだ

豐鉏入日賣命 → 倭比賣命

 

眠っている沼河比賣の板戸を押し引きした八千矛神

厠にいる勢夜陀多良比賣の富登を突いた美和之大物主神

活玉依毘賣の所へ夜中に来る大物主大神

伊豆志袁登賣の厠に矢を懸けた春山之霞壯夫

 

海を照らしながらやって来た御諸山上神

海原を照らして追ってきた肥長比賣

 

高志國へ赴いた八千矛神と出会った沼河比賣

高志道へ派遣された大毘古命と出会った服腰裳少女

家系図から大山津見神比古多多須美知能宇斯王

大山津見神の娘木花之佐久夜毘賣

比古多多須美知能宇斯王の娘氷羽州比賣命

醜くて帰された大山津見神の娘石長比賣

醜くて帰された比古多多須美知能宇斯王の娘圓野比賣命

大山津見神の娘神大市比賣

比古多多須美知能宇斯王の娘弟比賣命 沼羽田之入毘賣命

大山津見神の娘木花知流比賣

比古多多須美知能宇斯王の娘歌凝比賣命 阿邪美能伊理毘賣命

 

御尾前の八重言代主神

大刀一千振を石上神宮へ納めた比古多多須美知能宇斯王の子印色之入日子命

天逆手の八重言代主神

先に矢を放たせた日子國夫玖命

大国主の子供八重言代主神

大毘古命の子供比古伊那許志別命

チヌの池とクサカノタカヅ池を作った印色入日子命

チヌの海・クサカノタデヅの五瀬命
炎の中で出産した木花之佐久夜毘賣
炎の中で出産した沙本毘賣

※訂正 大蛇は出産してない
 
家系図から大國主神日子坐王天之日矛

 

東方十二道へ派遣された倭建命

東方十二道へ派遣された建沼河別命

大国主の子供建御名方神

大毘古命の子供建沼河別命

オオビコとタケヌナカワワケが相津で逢った。その真意とは。相津とは天竜川のほとりである。

池宮神社しかり、この地域には諏訪湖と地下水脈が繋がっていると言われる場所が幾つもある。タケミカヅチに敗れて諏訪湖から出ないと言った建御名方神は実はあの後、諏訪湖の水脈を利用して相津で大国主と逢っている。

 

ワニになり夫の元を去る豐玉毘賣阿加陀麻ダマの歌を残す

夫の元を去る阿加流比賣神は赤玉が変身した存在

蛇になり夫を追う肥長比賣

 

新羅から日本へ帰る息長帶日賣命

新羅から日本へ帰る阿加流比賣神

に帰る、なよ竹のかぐや姫

 

伊久米伊理毘古伊佐知命と結婚した迦具夜比賣命

帝から求婚された、なよ竹のかぐや姫

竹から生まれた、なよ竹のかぐや姫

赤玉から生まれた阿加流比賣神

倉から生まれた布都御魂

阿米能迦具夜麻アメノカグヤマ美夜受比賣

 

賤夫・高倉下が竹取の翁(讃岐造麿)。

 

本光る竹ひとすぢ

迦具夜比賣命の父らが大筒木垂根王・讚岐垂根王。

その父が比古由牟須美王で、その母が野比賣。

 

以下参考までに

須佐之男命に登場する地名

 

出雲國之肥河上(奈良県桜井市出雲 胎の川) ヤマタノオロチ 鳥髮

出雲國須賀(奈良県奈良市 春日大社)

 伊豆毛いづも

 夜幣賀岐やえがき

 

 

大國主神兔神が移動したルートと登場する地名

 

淤岐嶋(島根県隠岐の島) ← 国生みの時の隱伎之三子嶋(徳島県阿南市伊島)とは異なる。

氣田之前

稻羽(島根県出雲)ヤガミヒメ

伯岐國之手間山本(鳥取県大山の麓)

木國(和歌山県と三重南部)

根堅州國 ヤマト王朝1,000年以上

宇迦能山之山本(京都府京都市 伏見稲荷大社)

高志國(北陸)ヌナカワヒメ

出雲之御大之御前(福井県敦賀市 氣比神宮)スクナビコナ

出雲(日出処)

倭之青垣東山上(奈良県桜井市 大神神社)オオモノヌシ

出雲國伊那佐之小濱(和歌山県 熊野大社)タケミカヅチ

御大之御前 コトシロヌシ

科野國之州羽海(長野県 諏訪湖)タケミナカタ

出雲國之多藝志之小濱(島根県 出雲大社)アメノマナグヒ

 

 

大毘古命 大國主神建沼河別命 建御名方神の地名

 

高志國 服腰裳少女ヌナカワヒメ

東方十二道 

相津(静岡県浜松市天竜区)諏訪湖から流れる天竜川のほとり

 

 

倭建命 須佐之男命 大国主神 建御名方神のルートと地名

 

西方有熊曾建二人(宮崎県高千穂峰と高千穂神社クシフル神社)

出雲肥河(奈良県桜井市出雲 胎の川)イヅモタケル

東方十二道

尾張國 ミヤズヒメ

科野國

尾張國 ミヤズヒメ

伊服岐能山(和歌山県 熊野大社) 白い猪タケミカヅチ

三重村

 夜麻登波倭やまとは

 久爾能麻本呂婆くにのまほろば

 多多那豆久たたなづく

 阿袁加岐あおがき

 

 

山邊之大鶙が鶴を追いかけたルートを稻羽から

 

稻羽國

旦波國

多遲麻國

近淡海國

三野國

尾張國

科野國

高志國和那美之水門

 

 

本牟智和氣菟上王のルートと地名

 

尾張之相津 二俣(静岡県浜松市天竜区)

出雲肥河之中(奈良県桜井市出雲 胎の川) 黒巣橋 青葉山

檳榔之長穂宮(奈良県桜井市 大神神社) ヒナガヒメオオモノヌシ

神宮(鳥取県 出雲大社)

 

 

品陀和氣命の地名

 

高志前之角鹿(福井県敦賀市 氣比神宮)イザサワケオオカミ

日向國 カミナガヒメ

(統一)新羅人(旧百濟人)參渡來 建内宿禰命 作百濟池

(統一)新羅國(旧百濟國)主之子 天之日矛

 

 

神倭伊波禮毘古命のルートと地名

 

豐國宇沙(宇佐八幡宮)

筑紫之岡田宮

阿岐國之多祁理宮(安芸)

 このあと神武東征では還りと記される

吉備之高嶋宮

浪速之渡(難波の湾)

青雲之白肩津(河内)

紀國男之水門

熊野村 タケミカヅチ

吉野國

宇陀 エウカシ オトウカシ

倭の高佐士野

 

 

息長帶日賣命三韓征伐の還りのルートと地名

 

新羅之國

百濟國

筑紫國 宇美

筑紫國之伊斗村 カツトヒメ

斗賀野 オシクマ王 カゴサカ王

難波(大阪府大阪市 住吉大社)

山代

 

 

阿加流比賣神 息長帶日賣命還りのルート

 

(統一)新羅國(旧 百濟國)阿具奴摩

難波之比賣碁曾社(大阪府大阪市 住吉大社)

 

 

こうして書いて見ると

出雲の範囲が圧倒的に広い。

出雲の名・倭の名を得る行為からも

ある考えが浮かぶ。

日出処のことを昔は

出雲と呼んでいたのではないかと。

(A国の物語でも神様を現す時は太陽ではない。雲なのだ。)

そしてその中の国の一つが大和王朝。

 

 

さて、前回ちらっと書いておきましたが

応神天皇とオオサザキとカミナガヒメは

猿とカニと柿の種という関係でスタートします。

対応する人物はどんどん変化していくので

分かりにくいですが。

応神天皇がヤガワエヒメに贈った歌の内容と

オオヤマモリのラストを

さるかに合戦の目で見てください。

 

太字にしておいた

須佐之男命のヤエガキ

大国主大物主のアオガキ

倭建命のアオガキ

本牟智和氣の青葉山

そして猿の投げたアオガキ。

 

すべては側面です。

信じる必要などないし

知る必要もない

 

ただ、もっと知りたければこちら

 

倭建命が

須佐之男命・大國主神・建御名方神の複合体なのは

ありなのか?

ありです。

だって人間がそうだから。

魂は色んな過去世を背負っている。

一つではない。

それは神様もそう。

 

余談ですが

怖い話とかの上手な方は

自分の過去の体験として

頭の中に映像を浮かべています。

体験していなくても体験談になっている訳です。

その映像を視ながら、感じながら話すので

本人がゾワゾワしている訳です。

 

このゾワゾワが実は大事であって

電波を発します。

聞き手はその電波を受け取って

感情を感じるのです。

 

モニター接続が上手い人は

チャンネルを合わせて映像も拾えます

 

この伝達を

テレパシーと呼びます。

実はテレパシーは普段から使っている

伝達方法なのです。

(霊も同じですよ)

 

熱い映像を発信して

熱いと感じさせたなら、それはもう炎の魔法

(触ったと脳に思わせるのも霊)

 

歌や踊りも同じであって

頭の中のありふれる映像が

身体の何処かから漏れている感じです。

 

そしてこの電波は

お互いの体液に作用します。

 

沢山の過去と現在

もしくは未来とか別次元とかの

映像音声を持っているのが表現者。

 

自分の伝達スキルに辿り着き

磨き続ける者が

天才と呼ばれる。

 

あと、仏教的に考えたら分かりやすいかもですが

仏様には階層がある。

そして一尊ごとに

実は世襲制だったりもする。

徳を積んで上に行くので。