脊髄腫瘍との戦いの日々〜発覚から手術、そして回復までの私の道のり -2ページ目

脊髄腫瘍との戦いの日々〜発覚から手術、そして回復までの私の道のり

脊髄腫瘍は10万人に1~2人の珍しい病気。発覚から手術、回復までを記録し、同じ病気の方と繋がれたら嬉しいです。

目を覚ました私は、酸素マスクをつけていた。
声は出せたけれど、首から下が1ミリも動かない。
完全な四肢麻痺になっていた。

ナースコールは押せない。
だから私は、何度も大声で看護師さんを呼んでいた。

酸素マスクが苦しくて、少し外してもらった。
そのあと、また酸素マスクをつけてもらう時に――事件は起きた。

看護師が、酸素マスクのゴムを頭の後ろにかけようとして、いきなり私の頭をガッと持ち上げた。

首の手術をしたばかりなのに。

頭の後ろにゴムをかけないようにしてあったのに、あの看護師は、何も確認せず、やりやがった。

悲鳴が出るほど痛くて、殺意を覚えた。
優しく、ゆっくり頭を動かしてほしかった――
よりも、そもそも頭の後ろにゴムをつけるのをやめてほしかった。
悪魔の看護師がいた。

その夜、先生が心配して病室に来てくれた。
私の手と足を、固まらないように、ゆっくりと動かしてくれていた。

首の痛みは激痛だったけれど、それよりも手と足の痺れがひどくて、一睡もできなかった。

手が勝手に上がったり、
変な方向に曲がったままの状態で動かせず、
その姿勢のままでいるのがつらくて、また大声で 看護師さんを呼んでいた。

動けない体。
床ずれを防ぐために、2人がかりで体勢を変えてもらう。
でも、首が激痛で、動かされるたびに悲鳴が出た。