白州蒸溜所の後は長野の花火大会へ向かう。
聞いたこともない花火大会だったが、明治32年から行われていて今年で117回目を迎える歴史のある大会で、テレビで知り行こうと決めた。
えびす講とは長野市岩石町にある西宮神社の御礼祭のことらしく、余り良く分からないが、商売繁盛の神のえびすさんを祀っている様。
その祭りを盛り上げるために長野商工談話会という所が始めたのがこの大会らしく、花火を打ち上げるたびに出資した会社やお店の名前を読み上げていたのが納得できる。
地元感の強い大会だったが、都会で行われる花火大会とは違って人出もそれほど多くなく、のんびりと参加できたのが良かった。
とは言え、花火の内容も良く、音楽に合わせた演目?はどれも感動した。
初めて有料観覧席で花火を見たが、打ち上げが近い分迫力満点で、打ち上げる度に受ける爆発の衝撃も見る側を興奮させた。
全部で16回の演目で、派手なものもあれば一発の花火に渾身の想いを込めたものもあり、どれも感動。
しかし、やはり花火大会の締めはやはり「打ち止め」だろう。
音楽に合わせて上がる花火を見ながら、ヨーロッパでは大きな戦争が二つも行われている中、花火を見て喜ぶ自分に複雑な思いを感じ、同じ火薬でも人を殺すのではなく人を生かすものに使って欲しいなと心から願った。
冬の花火大会、しかも長野という事でかなり防寒対策をして行ったのだが、今年は暖冬の為かダウンだけで過ごせたのもラッキーだった。
仕事でいろいろあり、ストレスの為か身体に支障が出て来たが、思い切って来てよかったな。
二人で運転を交代しながら5時間の道のりを帰ったが、やはり歳には勝てないなと実感し、来年は泊まりで参加しようと思った。