「先生…なんで海に来てるのにスーツなんですか!」

「私は泳ぎに来た訳ではない。しかも今日は潮干狩りだ。何の支障もない」

「だからって濡れちゃいますよ」

「心配は無用だ。このスーツは最新の防水加工が施されて…」


「私…先生のスーツ姿以外見た事ないんですけど」

「何を…。春夏秋冬それぞれと体育祭用、海用、山用、クリスマス用、正月用と TPOに応じて使い分けている」


「……先生って、あ~るくんみたいですね」

「ん?あ~るとは誰だ?」

「R・田中一郎くんです」

「そのような名前の学生は今までの学園の中に在籍はしていない…コホン田中一郎とはどんな人物なのか」

「彼は…」

「…彼は?」

「言うなれば、究極で、超人ですね」

「何?完璧で完全な私を超えるというのか」



悶々と漫画のキャラクターに嫉妬する氷室先生なのでした。