2021年8月19日
バイクの日です。
総務庁交通対策本部が1989年(平成元年)に制定しました。ホンダでもヤマハでもスズキでもカワサキでもなくて、国の機関が決めたのですね!ちょっと驚きです。

こんにちは。信州小諸の楡(にれのき)です。
小諸市の乗合バス、「愛のりすみれ号」の最終運行の日です。定期運転の乗合バスが廃止になって、今後は登録制予約制のデマンドタクシーのみの運行となります・・・。


「愛のりすみれ号」バス停には、バス停廃止のお知らせが貼り付けてありました。
ここは御牧ヶ原線終点の、いちご平バス停です。運行が継続されるデマンドタクシーの「愛のりくん」は、登録した自宅と、指定された公共的施設での上下車が可能なシステムです。いちご平バス停のそばには公共施設がありませんので、ここでの乗車は不可ですと、そんな事なのだと思われます。


いちご平バス停の向かいがバスの回転スペースになっています。
このバス停に小諸駅からのバスが来るのも、今日で最後です・・・。遠くに北アルプスの山々が見えました。


バスの車体には、小諸市在住だった漫画家、故小山田いく氏のイラストが描かれています。
この車両、今後はスクールバスなどで使用されるのか・・・気がかりな所です。


小諸市の学校は始業式を迎えていませんで、駅方面への乗客は、サヨナラ乗車の俺ちゃんを含めても3人きりでした。
遠く北アルプス、蓼科山、浅間山と、信州の名山を望みながらのバスの旅です。かつて、小諸駅から白樺湖までを結んでいた路線バスの歴史が、路線と本数の縮小を重ねて、今日終焉を迎えてる事となりました。


御牧ヶ原から小諸駅への便は、朝に2本きりです。駅方面への最終バスが、小諸駅に到着しました。


車内には、「愛のりすみれ号」に関する写真や小山田氏のサイン付きイラストが掲示されていました。


車を御牧ヶ原のいちご平近くに置いてきましたので、取りに行かねばなりません。
小諸駅→農業大学前(いちご平の1つ手前)まで、デマンドタクシー300円を利用します。
小諸市の主要施設まで乗車出来るので便利です。月曜~土曜まで運転があります。
これが無くなると車に乗れない人は町中にしか住めなくなってしまうので、運行継続の為にも小諸市民の皆様には登録とご利用をお願いしたいです。


8/20から、新交通「こもこむ」の実証実験が始まります。平日のみの運転ですが、小諸駅からあぐりの湯まで、無料で2往復の運転があります。
こちらは普通の路線バスと同じく、登録もなしで乗車出来ます。
 


朝に小諸駅を出るバスに乗りますと、あぐりの湯で一風呂浴びて、お昼の便で小諸駅に戻ってくることが出来ます。



農業大学前停留所付近に、御牧原神社があります。
御牧ヶ原の安全と繁栄を祈願して来ました。


夕方、小諸駅にて最後の最後の「愛のりすみれ号」のお見送りです。
バスマニアの人とか居るかなーと思いましたが、バスの写真を撮って右往左往しているのは俺ちゃんだけでした。


↑天池線、高原病院17:10→小諸駅17:26の便です。ニュー交通の運行でした。


↑井子・滝原線、小諸駅17:26→天池中央17:51の便です。佐久小諸観光の車両です。


↑御牧ヶ原線、小諸駅17:34→いちご平18:16、JRバス関東小諸支店の担当便です。
この便がいちご平に着いたとき、「愛のりすみれ号」の歴史が幕となります・・・。

愛のりすみれ号、愛のりくん、ともに運賃だけでは赤字は免れず、市からの相当の金額が補助されて運行されています。
浅間山の麓と御牧の台地に挟まれた坂の町小諸ですので、公共交通なしに生活がなりたたない人を無視することは出来ません。
平日の朝から夕方まで、土曜日の午前中、デマンドタクシーが運行されているのは市民にとっての生命線でもあります。
生活路線の今後の維持の為にも、市民の皆様のご利用をお願いします。俺ちゃんも出来るだけ利用したいと思います。

信州小諸のあたりから、当地の美味しい楽しい面白いを、ほんのりそよそよお届けします。