エム×ゼロ / 叶泰弘 | おすすめの漫画、アニメ、ラノベを紹介致します!

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 どーも、こもり屋です。最近、従妹の家にお邪魔する事があり、そこに居た親戚の小さな子がスマホを持っていた事に驚きを隠せませんでした。小学生がスマホて……。私でさえまだガラケーを使っていると言うのに……。時代は刻々と変化していると言う訳でしょうか。その変化に乗り遅れているのはいかんせんどうかとは思いますが、しかしこうも引き籠っていると家に常備したパソコンを使えば事足りるのでスマホを使う必要が無いのです。引き籠りは遂にソフト面に置いても時代に取り残される時代のようです。


 まあ嘆いていても仕方が無いので本題に入りましょう。

 エム×ゼロ / 叶泰弘

エム×ゼロ 1 (ジャンプコミックス)/集英社


 嘗て週刊少年ジャンプで連載していた魔法学園ラブコメです。既刊は十巻まで出ており、今でも愛着を持っているファンは少なくないのではないでしょうか。十巻で連載は終了してしまいましたが、絞めも悪くなく終わっていましたし、私の中では名作として位置づけられております。

 そして、私的には今だからこそ2クール辺りでアニメ化して欲しい作品でもあります。エピソード的にもかなり悪くないと思うのですが……。そんな感じに友人と話していると一晩中盛り上がった思い出があります。勝手な声優キャスティングとかし始めて……。まあ戯言ですよ、ええ。

 まあそんな妄言を随所に吐きつつ、あらすじを。

 とある進学校、私立聖凪高校の入学試験に失敗した九澄大賀は泣く泣く滑り止めで受けていた高校に入学するもソリが合わず、問題を起こして退学。暇を持て余していた大賀はふと試験で落ちてしまった高校、聖凪高校の校門に来てしまう。

 実のところ大賀は聖凪高校の入学面接試験に置いて、とある突拍子も無い一言を言ったが為、一緒に面接を受けていた女子生徒、柊愛花に笑われており、それを切っ掛けとしてその後の試験を動揺したまま受け、結果として不合格になってしまっていた(と少なくとも本人はそう思っている)。

 その為、柊愛花に一言文句を言おうと聖凪高校の校門をうろついていると聖凪高校の教師である柊賢二郎に脱走生徒と勘違いされ、強引に聖凪高校の校門を潜ってしまう。しかし門を潜った聖凪高校で大賀が見た景色は聖凪高校の生徒が極々普通に魔法を使っている光景だった。実のところ、私立聖凪高校は一般的な学業を教えている中で、魔法という技術を教えている魔法学校だったのである。その事に動揺した大賀は訳も分からぬまま柊教員を殴り飛ばし逃走、何も知らぬままに聖凪高校に紛れ込んでしまう。そこで一悶着ありつつ聖凪高校の入学試験に合格していた柊愛花に会い、大賀は愛花に一目惚れしていた事を知る。だが、大賀を追ってやってきた柊教員に捕まり、侵入者である大賀は魔法により記憶を消去されそうになる。大賀にとって記憶を消去されるという事は愛花の気持ちさえも忘れてしまうという事になり、必死の抵抗を試みる。

 抵抗の結果、柊教員を偶然の事故もあって撃退。その姿を多数の生徒に目撃された大賀は天才生徒として認知される事となる。

 愛花の事もあって聖凪高校に居続けたい大賀と無関係の侵入者を不注意によって引き入れてしまい事実上解雇の危機に晒された柊教員の思惑が一致。大賀は魔法が使えぬまま、天才生徒として聖凪高校に入学する事となる。

 魔法が使えぬ事が露見すれば即退学……そんな綱渡りの中で大賀の新たな学生生活が幕を開ける。

 あらすじはこんな感じですね。何と言うか長いあらすじとなってしまいましたが……、まあ私の文章力の無さを笑うが良いさ! ……と開き直りつつ。

 この漫画の魅力は何と言っても大賀が魔法を使えないまま、腕っぷしと賢しい頭を使って困難を乗り越えるところにあります。魔法が使えない状態のまま、天才魔法使いとして認識され続けるという無茶を大賀は度胸とハッタリで乗り越えるのです。これが何とも面白い! そんな中で周囲の人々に認められていく様は読者に爽快感を与えてくれる事でしょう。私もその魅力の虜になった者の一人です。

 途中から限定的ではあるが魔法を消す事の出来る魔法『エム×ゼロ』も習得し、それを駆使しながら乗り越えるところは熱い展開が約束されています。

 

 そしてラブコメとしても中々面白い作品なのです。まずヒロインである柊愛花を始めとした女の子の魅力は尽きる事を知りません。大賀が助けた事により彼を慕うマンドレイク、ルーシー、とある切っ掛けから大賀に恋心を寄せる少女、観月尚美などなど。表情豊かに描かれている彼女達の様子は思わず胸が締め付けられちまうぜ、マジで! クラスメイトである三国やみっちょんなんかも個性的で素晴らしいと言わざるを得ない。まあ大賀の姉は最高だがな……。あの可愛さは賞賛に値するぜ……。結婚して下さい(真剣)。

 更に魔法の面白さにも焦点が当てられているのがこの作品です。生徒の一人一人に得意魔法があり、熟練度も違ってきます。個性的な魔法が数々登場し、それらが活躍する様はやっぱり面白いものです。途中、魔法を教えている学校ならではの魔法試験も登場し、それを乗り越えていく生徒達の様子は面白いものです。ですがそう言った中で学生らしい劣等感や葛藤、そして自身が成長出来た時の嬉しさ等々……そう言った学園モノに不可欠な要素もしっかり描かれているところにこの作品の完成度が見えてくると思います。またちょっとしたライバル要素もあったりして……。語れるところが尽きないです、ホント。

 伏線を様々回収せず終わった感も否めない本作ですが、それでも十巻という少年漫画にしては短い巻数の中でかなり楽しませてくれる内容になっていると思います。個人的には大賀のその後が気になり過ぎてヤバい……。続き、何かの機会に書いてくんねーかなー。

 そんな感じにエム×ゼロでした。巻数は全十巻。集英社で発売されています。何かの折に見つけましたら是非お手に取って見て下さい。ラブコメやわくわくする漫画が好きな方には納得出来るだけの内容となっていますので。

 では、この辺で。こもり屋でした。


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