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 私の母は90歳で亡くなっています。

 

 主人が亡き後、主人と私が勤めていた会社のご厚意で、私は引き続き再勤務することができました。私の幼い子ども達は近くに住んでいた妹に小学1年生の長女と3ヶ月の次女を預かってもらいました。

 

 長女は低学年の頃は学校の帰りに妹の家で過ごし私が仕事帰りに迎えに行く日々を過ごしていました。高学年になると学校から直接家に帰るようになりました。夏の間は良いのですが、冬はストープも付けないで私が次女を迎えに行って帰るまで寒い部屋で待っていました。

 

 まもなく、実家の両親と同居する話になりました。同じ町内なので長女は学校を変わることはありません。私も勤務していた会社に近く通勤には徒歩で行けるので助かりました。同居するようになって私が会社から帰るまでに父が次女を保育園に迎えに、母は食事や銀行、郵便局のことなどをやってくれていました。

 

 2007年(平成19年)1月13日私が寝る前に母の部屋を覗くと様子がおかしかったので救急車を要請し名古屋第一赤十字病院に救急搬送されました。担当医からは脳梗塞で今夜が山との説明がありました。そして翌日の1月14日息を引き取りました。

 

 母には私が60歳の定年後65歳まで嘱託で働くことができるのでそれまで助けてほしいと伝えていました。母はそれまでは無理だと言っていました。今改めて当時のことを思い起こして当時小さかった娘も今は結婚しており、「幸せに暮らしているよ」、「あの頃は本当に無理言ってごめんね。ありがとう。」と伝えたい気持ちでいっぱいです。