5月下旬になると珍しい白い花をつけた栗の木に出会います。散歩コースに小学校があって栗の花が咲いているのを見かけました。昨年、目の前に毬が付いたまま落ちてきた栗の木です。
長いひげのような花。とてもインパクトがあるので印象に残る花です。雌雄異花で、初夏になると20㎝程の穂のような花を無数につける。青臭いにおいで苦手な人も多い。虫を呼び寄せ受粉させ、実をつくるための仕組みです。
花言葉には「私を公平にせよ」「贅沢」「満足」「豊かな喜び」などがあります。見た目はイガイガしているものの、中身は美味しく食べることができることから「私を公平にせよ」という花言葉になりました。
『毬栗も内から割れる』という言葉があります。鋭い毬で手もつけられない青い栗も熟してくると自然に割れて出てくるように。年ごろになるとひとりでに色気づくとのたとえ。
鶴舞公園に「ザクロの花」が咲いていました。ザクロは世界中の亜熱帯地帯に生息しており、原産地は詳しく分かっていません。日本には平安時代に中国から朝鮮半島を経由して渡来しました。樹高2~7mほどに生長し、先端にトゲのある細かい枝をたくさん茂らせます。春に伸びた枝の先に6枚の花びらで直径5㎝の花3~5個のオレンジ色の花びらをつけます。
男性の集団の中に女性が一人いる状態のことを「紅一点」といいます。この言葉の「紅」とは。ザクロの花のことを指すと言われています。
会員さんの投稿です。