友人を救うため、人間から半バンパイアになることになった、主人公 ダレン・シャン。
まるで、著者本人に実際に起きたことのように書かれているのが、
この本の魅力のの1つです。
私が初めて読んだのは、高校生の頃。
「子どもの本」というジャンルに位置付けられている本ではありますが、大人が読んでもワクワクします。
シリーズになっています。
怖そう、グロテスクそう、な
子ども向けの本って
「なんでそれで ”子ども向け” だなんて言うんだろう?」
って思うのですが(特に海外の本は、容赦なく表現されている気がする)
怖い話、怪談、オカルト…
学校で、流行りませんでしたか。
怖いもの見たさ、好奇心が、そこに在ります。
私は怖い話も、グロテスクなのも、全然好きでは無いのですが
これは、あっという間に引き込まれてしまいました。
著者の「読み手を怖がらせてやろう」じゃなくて
「バンパイアや彼らの”世界”を描くとき、たまたまその一部が、怖かったり、グロテスクだったりしているだけ」
というリアルな雰囲気が、そこにあったからだと思います。
見つかったら、無事には帰れないような
スリルある世界を、ドアの隙間から覗いているような、そんなドキドキワクワク感をどうぞ!