今日、お店で見つけたこれ。
祇園坊 柿ようかん。
江戸時代、広島の祇園(現広島市安佐南区祇園)にある祇園社の神主がこの柿を見つけてそこから広まったという話がある。主人の実家が祇園の隣町にあり、玄関すぐ横にこの祇園坊の大きな柿の木があった。
祇園坊の実は実に大きくて、小ぶりな柿ならその倍はあろうかという大きさ。綺麗な緻密な果肉の渋柿で、毎年山のように採れる実を家族総出で取り、舅と姑が共同作業で焼酎を使って「あわし」(渋抜き)にするのが年中行事のひとつだった。また祇園坊の干し柿は一級品で、夏目漱石がこの祇園坊の干し柿が好物だったとか。ちなみに、皇居にも植えられているらしい。
実家の祇園坊の木が大きくて実も見事に生るので、通りすがりの人が取らせてほしいと言ってくることもあった。それほど渋の抜けた祇園坊はさらりとした上品な甘みの上等な柿だった。

あきおおたからより
近年、島根と接する広島県安芸太田町が地域の特産として栽培している。この祇園坊柿ようかんも、安芸太田町の祇園坊を使用して作られているっぽい。
家族総出で大騒動しながら柿もぎをし、祇園坊で一杯の重いバケツをよいしょこらしょといくつも運んだ、もう30年くらいも昔の懐かしい光景を思い出しつつ、あの上品な味を再び体験したくて、夕食後にお茶を淹れて一切れ口に運んだ。
う・・・・ま、まz 、 、 、
原材料を見ると、砂糖、白生餡、柿ピューレ、水飴、寒天/香料、着色料。
うーん、白餡に柿ピューレ混ぜてそこになにやら香料まで添加。記憶の上品な祇園坊とは全く違ってしまっていて残念ったらないわ。いや、この羊羹が悪いわけじゃない。期待し過ぎていたの私が間違いよ。その証拠に、時間をおいて、これは祇園坊のピューレを少しだけ使った新しい和菓子。と暗示をかけて食べてみたところ、ああ確かにね、と普通に食べることができた。
とにかく、祇園坊味わいたいなら祇園坊を買わなきゃ。すごく当たり前。時々渋抜きしたものがスーパーに並んでるから、今度見つけたらちゃんと天然祇園坊、買お。







