一昨日の7日に受けた定期CT検査、問題があれば2日後に担当医から電話連絡があると伝えられていた。ところが検査翌日の昨日、畑に向かう車の中で、スマホが鳴った。そこには「○〇病院」の表示が。一瞬、覚悟を決めた。

 

緊張して電話に出る。相手はやはり担当医。「昨日のCT画像を見ました。今回特に問題はみつかりませんでした。これでCT検査の報告とさせていただき、次回は予約通りの日に来てください」

 

はぁぁ~~~?! これ前回と同じ!前も問題ありの時のみ連絡すると言われていたのに問題なしの電話が来た。いつ電話が来るかびくびくするよりいいかもしれないけど、それならなんで「問題がある時だけ電話」って伝えるの?キライな担当医ではあるけれど、不安な患者をビビらせ楽しむほどに悪人ではないと思う。良い知らせなら早く教えてあげたいという配慮かもしれないけど、次回からはどちらの結果でも連絡を貰うか或いは聞きに行くことにするわ。とにかく単純CT造影で異常は見つからなかった。これで半年は悪いこと考えずに過ごせそう。

 

そこで終わればハッピーだったのだけど、その後大失敗が待っていた。

 

今回は親しい人が亡くなったりしたせいかとにかく不安で、もし悪い結果なら以後さつま芋どころではなくなる、なので時期は早いけど最低気温もそこそこだし、先にいくらか畑で管理するようにしたい、と4日前に半分の3鉢を下ろしていた。

 

そして昨日は残りの3鉢を植える予定だったのだけど、直前にCT検査クリアがわかったなら安心してさつまいもの事に集中すれば良かった。鉢下ろしする前にいつものように今後の最低気温を再確認すべきだった。なのに何も考えず、安堵で緩んだ気持ちのまま残りの3鉢の鉢下ろしをしてしまった。空気の冷たさにも風の強さにも意識が行かず、ご丁寧に水遣りまでしっかりした。気化熱によって温度は更に低下するだろうに。

 

失敗に気づいたのは夜遅く。主人が「明日の朝は冷えるらしい。9度だって」と。そこでやっとミスに気づき大ショック。さつま芋の耐冷気温は13℃と思っていて、今年も2月からの芽出しにヒーターやサーモスタットを駆使し、一日の中でも室温に応じて6鉢を部屋を移動させる徹底管理を行ってきた。なのでどうしてこうなったのか。やっぱり呆けたからに違いない。

 

今夜もまた厳しく冷え込むらしい。きっともうダメ、畑のアメリカ芋は全滅で、7年間自分での芽出しで何とか苗を確保し継いできたアメリカ芋栽培も終わるかも。それでも諦めきれず、ひとつ小さすぎるからと残しておいたクズ芋の、ハウス式促成栽培を試みることにした。

 

 

先月に芽出しを始めたのでまだ本当に小さい。自然に任せていては蔓の伸びが全然間に合わない。そこで簡易ハウスで温度を上げて管理してみる。外気温15度でも容器内なら30度以上になる。しかし温度が上がり過ぎも駄目なので温度チェックは30分毎。

 

本来の植え付けまでリミットは一カ月。果たしてこのちびクズ芋から1本でもつる苗を取ることが出来るか?