ここひと月くらい、我が家のオカメインコ(オス)の様子がなんだか変。

 

朝ケージから出すと、これまではあちこちで機嫌よく遊んでいたのに最近は出した途端に巣箱を模した小さな段ボールに一直線、入ったきり夕方まで出てこない。いつも私には甘えておやつをねだったり、撫でてとすり寄ってきたりしていたのに。

 

具合が悪いのかと心配になって覗き込むと、目が合った途端に突進してきて甘噛み以上の強い力で噛む。急に大きな声で鳴いたりバタバタ暴れたり。

 

一般的な寿命17~20年と言われ既に17歳。もしかして痴呆で私の事も分からなくなったのか? どうにも心配になって昨日、小鳥の病院へ行ってきた。

 

じっくり診て貰いレントゲンを撮ってついた診断はなんと、まさかの発情! オスの発情の特徴である精巣の増大が見られた。

 

段ボールに入っているのは巣籠り。オカメインコは雄雌が交代で抱卵する習性があるそうで、どうやら抱卵しているつもりだったみたい。攻撃性が増すのも発情のサイン。本来なら相手がいるところ、相手がいないので余計にストレスがかかっている状態とのこと。

 

生後半年くらいからあった、私の手の甲への尾の付け根スリスリ行動も近年はすっかり無くなっていたのに、そういえばひと月くらい前に急に復活して「こらこら」と撫でて気を逸らしたのを思い出した。あの時から始まったんだわ。でも巣籠りは初めてだったし発情は基本メスだと思い込んでいたのでまさかこれが発情とは思いもよらなかった。ちなみに、オスでも女の子化してメスの発情動作をすることもあるとのこと。

 

もう相当のおじいちゃんなのに。鳥生の晩年になり、子孫を残しておかねばという本能が急に目覚めたのかな。とにかく病気ではなかったのは一安心。発情を押さえることもできなくはないけど無理はさせず、そっと治まるのを待ちましょうということに。

 

初めて飼った小鳥。初めて撫でさせてくれた時、その滑らかな羽毛の感触に驚いた。病気や怪我をしないよう常に最優先で気を付けて育ててきた。飼いながら色んなことを知ることが出来た。30歳まで生きた子もいるらしいので、まだまだ元気でいて欲しいわ。

 

お年なので毛並みボサボサ、、