精神的不安、閉塞感…。 | 上咽頭がんとの共存…。komontamontaのnewblogより

上咽頭がんとの共存…。komontamontaのnewblogより

上咽頭がんステージ4。局所再発含め約4年が経過。闘病から共存へ至った今の思いを綴ります。

今日のテーマは、

精神的不安、閉塞感…。


やや重いテーマ。


これも立派な後遺症。

周囲からは余り触れられることはなく、

重い疾患を患った者のみが抱える、

最も大きな課題。


自身もこの疾患を抱えるまで、

無論、この気持ちを味わった事は無い。

ひとに寄り添う仕事をする傍ら、

理解しておかなければならないこと。

理解出来なくとも、そう感じて過ごしている事を認識する必要がある。


でも、甘かった。

とても、理解をしているとは言い難く…。

今までの自分を猛省した。

わかっていなかった。


わかる筈なんてない。

軽々しく言ってはならないこと。

それを深く理解した。


その後、自身も、自身の疾患である「がん」を抱えたことに対し、大きな不安を覚えることになる。


発症した当初は、治すことに必死だった。 

一時は仕事に復帰し、寛解したことに満足していた。が、再発。でも、混乱することなく、再び治療に専念した。不思議と、この頃は不安を抱くことはなかった。


しかし、治らず…。

がんは、もう治らないと告知された。

混乱はしなかったが、目の前が何かで覆い尽くされた感があった。


その後も、何か重い荷物を抱えながら過ごす。

何処へ出掛けても。

時に重苦しくなることも。

孤立することも。


杖を用いての生活もあり、

発散が出来ない。

する方法がわからない。

動けない。

それが、さらに自身を苦しめた。


仕方ない。

やるべきことはやった。

納得もしている。


それでいい。