今日のテーマは、
精神的不安、閉塞感…。
やや重いテーマ。
これも立派な後遺症。
周囲からは余り触れられることはなく、
重い疾患を患った者のみが抱える、
最も大きな課題。
自身もこの疾患を抱えるまで、
無論、この気持ちを味わった事は無い。
ひとに寄り添う仕事をする傍ら、
理解しておかなければならないこと。
理解出来なくとも、そう感じて過ごしている事を認識する必要がある。
でも、甘かった。
とても、理解をしているとは言い難く…。
今までの自分を猛省した。
わかっていなかった。
わかる筈なんてない。
軽々しく言ってはならないこと。
それを深く理解した。
その後、自身も、自身の疾患である「がん」を抱えたことに対し、大きな不安を覚えることになる。
発症した当初は、治すことに必死だった。
一時は仕事に復帰し、寛解したことに満足していた。が、再発。でも、混乱することなく、再び治療に専念した。不思議と、この頃は不安を抱くことはなかった。
しかし、治らず…。
がんは、もう治らないと告知された。
混乱はしなかったが、目の前が何かで覆い尽くされた感があった。
その後も、何か重い荷物を抱えながら過ごす。
何処へ出掛けても。
時に重苦しくなることも。
孤立することも。
杖を用いての生活もあり、
発散が出来ない。
する方法がわからない。
動けない。
それが、さらに自身を苦しめた。
仕方ない。
やるべきことはやった。
納得もしている。
それでいい。