沈丁花…。沈丁花。この花の香りを感じると、春の訪れを実感する。決して派手な花ではないが、いい香りを漂わせる。役者だとしたら、主役ではなく脇役的な存在か。 でも、自身にとってその存在は特別。何故か、この花の香りを感じるたびに辛かった記憶ばかりが脳裏に映し出され…。無理もないが。 でも、今はそれも自身の経験の一部として刻まれた。自分を強くしている礎になっている。 これから、また新たに楽しい思い出を刻んでいければ、その香りは、楽しい記憶を蘇らせるものへと変わっていくのかな。 何てな。