北陸には、狩猟用のエアライフルを撃てる環境がありませんでした。

 

富山県、石川県、福井県にはそれぞれ競技用の10mエアライフル射撃場と50mのSB射撃場がありますが、

 

福井:以前はSB射場で5.5ミリまでの狩猟用エアライフルを撃つことが出来ましたが、福井国体のための射場整備を境に、撃てなくなりました。

 

石川:医王山射撃場ではSB射場で5.5ミリまで撃つことが出来ます。

 

富山:福光射撃場には10mエアライフル、SB、そして猟友会が管理する大口径ライフル射撃場、クレー射撃場があり、7.62ミリまでの狩猟用エアライフルをSB射場で撃てるようになり、大口径ライフル射撃場の100mでも撃てるそうです。

 

 

福光には7年ほど前から競技のために年数回、出かけていました。が、狩猟用エアライフルをSB射場で撃たせてもらえるとは知らなかったんです。

その後、猟友のmorimoriさんが福光で撃てるコトを知ってブログを書き、また、hera-tanishi様のブログでも詳細を見ることが出来ました。

 

 

 

全ての口径を撃つことが出来る射場って、福井県周辺には笠取か揖斐教習射撃場しかありませんでした。笠取は屋内なので天気や風に影響されず、でも高速道路やガソリン代を考えると、1回行くだけで15000円の出費。高速料金をケチって一般道で行くことも出来ますが、結構疲れます。

 

揖斐教習射撃場は、散弾と同時に利用できない。とても不便です。

 

その点、福光は高速を使わなくても2時間半~3時間を切る程の短時間で行けます。しかも信号の無いバイパスが長く道も良いので疲れません。屋外射場なので天気や風の影響を受けますが、安い!680円!ガソリン代を考えても、数千円で済むのです。これはイイ!!

 

 

行き方や利用方法の詳細は、hera-tanishi様のブログを参考にして下さい。

 

 

さて、虫の苦手な方は、やめておくことをお勧めします。

 

 

 

一番奥の3射座を狩猟用エアライフルで使えます。そのため的はSBと違い、木の板です。この地下道のすぐ向こうは山の斜面なので、虫がたくさん降りてきます。

 

ムカデ、ヤスデ、トカゲ、イエオニグモ、イエユウレイグモ、その他、名も知らない昆虫たち、、、

 

 

木の板に的を貼るわけですが、置いてあるタッカーは不調です。

 

 

 

 

しかも穴だらけ、ボロボロなので、上手く的紙を貼れません。私はダイソーで買ったタッカー(300円+針が100円)、ダイソーで買った画用紙、スプレー糊、養生テープ、的紙(自作)を持っていきました。

 

あと、タッカーの針を抜くためのペンチがあると良かったかな。ペンチもダイソーで100円のがありますし。タッカーの針がたくさん残っていて、しかも半分抜けていたりして紙を貼るのに邪魔になります。そういうのを抜くのに、ペンチがアルト便利だと思いました。

 

で、私は画用紙をタッカーで貼って、その上にスプレー糊で的紙を貼りました。

 

 

 

で、射座の準備です。

 

 

 

椅子の上や横に置いてあるのは、福井県民なら誰でも持っている雑毛布。雪で車がスタックしたときに、タイヤの下に敷く古い毛布です。座布団でも何でも良いのですが、机の高さや椅子の高さが合わないので、椅子の高さ調整のために持ち込みました。

 

机の上にあるのは色々な木材の切れ端とダイソーで買ったドアストッパ。ちゃんとしたベンチレストを持っていれば良いのですが、残念ながら笠取と違ってそんな便利グッズは置いてありません。安いのを買いたいところですが、とりあえず今回は木材、ドアストッパを使って簡易的な依托台としました。

 

机の前にあるのは、プロクロノ。射座は暗いのでそのままでは使えず、プロクロノは赤外線照明装置を使います。笠取は電源が射座の横にありますが、SB射場にそんなモノはありません。あったとしても盗電になりかねないので電池で動作させます。

 

弾速計は三脚で使用します。笠取は射座のテーブルが大きいのでテーブルの上に置けますが、それでも高さを調整する必要があります。福光でも使っていないテーブルがあるので拝借しても良いのですが、高さ調整の事を考えると三脚の方が便利です。

 

 

 

午前中いっぱい、3時間ほどの滞在でしたが、十分楽しめました。以前は射場に飲み物の自販機があったと記憶していますが、今はありませんでした。付近にコンビニなどもありません。できれば次回は弁当持参で1日居たいところですね。