バカッター騒動が何年か落ち着いていたと思ったら、ここ数ヶ月、炎上しまくりですね。



スシローのぺろぺろ、醤油飲み、寿司にアルコール、ガリにタバコの吸い殻、、、



飲食系テロに続いて、今度は不謹慎テロ?



東日本大震災侮辱動画 




飲食系テロはともかく、今回炎上している事案について、社会的な環境の変化が影響しているのではないかと思いました。



今時の若者って、 死 を知らないんですよね。



核家族化が進み、身内の死に接したことがない。


テレビやネットのニュースで死を見ることがあっても、自分に直接関係しない、単なる情報としての死。


子供の頃からのテレビ番組、たとえばプリキュアだのライダーだのレンジャーだの、「敵を倒す、殺す」で溢れかえっている。テレビゲームやスマホゲームも同じ。



そんな環境の中で、本当の死というものを知る機会が無く、情報だけの世界で死の概念が希薄になっているような気がします。




そしてこのような度のすぎた悪ふざけは、今に始まったことではありません。私が若い頃も普通に(?)ありました。ただネットや携帯、スマホのない時代なので、拡散しなかっただけなんですよね。




こういうバカッターを叩きまくっている人たちは、相手の気持ちも理解できないのか、結果を想像できなかったのかと彼らを非難しています。



自分たちが若い頃にどうだったのか、周囲はどうだったのか、よく思い起こすべきですね。やらかしている連中は沢山いましたよ。聖人君子ばかりではないはず。




私は幼少時、曾祖父の葬儀で死というものを知らず、ふざけまくって両親を激怒させたそうです。浜松に住む友人と違って引きは弱い方なのですが、それでも親族の死以外にもバイスタンダートして血にまみれながら失われていく命に直面したり、もう死後硬直が始まっていると分かっていても周囲の同僚のためにCPRを実施したり。




埼玉栄高校のバカッターも死に接する機会があれば、あんなことはしなかったでしょう。あるいはスマホがなければ、友達同士での悪ふざけで終わり、後から「あれはやり過ぎたなぁ」と自分たちで反省して、成長の糧となったでしょう。



この経験を期に、立派な大人になることを願うばかりです。