猟期が始まり、狩猟仲間からは成果の画像がどんどん送られてきます。



私と言えば、、、



 

狩猟にも行かず、冬支度です。


さて、ネットニュースに、滋賀県長浜市の記事が。



タイトルも内容も、悪意があるとしか思えない記事の書き方です。


人数と年数が多いのをひとまとめにして、悪い方向へ印象操作。


単純計算で、一人当たり100万円/年 の申告漏れ。追加徴税は一人当たり4万円/年。


大した額ではありませんね。


こういう記事を書く輩って、「ハンターはこんなにお金をもらっているんだぞ。与えすぎだろう!」と印象操作したいわけですね。


先述の100万円/年が大した金額ではないと言う理由は、「必要経費が考慮されていないから」。


ガソリン代
私が週末のみの罠中心で狩猟していても、ガソリン代が20万くらい余計に飛んでいきます。これ、有害駆除の長期間で週末だけではない活動になると、2倍以上に膨れ上がるでしょうね。

射場
銃を所持するにあたって、日頃からの練習は重要です。射場に通ってちゃんと練習していないと、所持許可を更新できません。なので狩猟、有害駆除ともに射場で練習する必要があります。

少なめに見積もって、2ヶ月に1回。6回/年。射場に行くためのガソリン代や高速代、射場の使用料を考えると、私の場合は1回あたり2万円かかります。

銃の維持管理費
手入れの道具や薬品類、そして銃本体や付属品などの減価償却。使用する銃やスコープなどにもよりますが、ちりも積もれば山となります。


なんだかんだ言って、100万円もらっても半分以上は見えるコストとして飛んでいくんですよね。

で、最終的に残る純利益を時間給に換算すると、、、

500円とか、良くても1000円行かないでしょうね。

1頭みつけて捕るまでの時間、そして捕った後に処理をする時間と手間。猟犬を使う人は、もっと大変でしょう。


大日本猟友会が音頭をとって、全国一斉に有害駆除を休止してみたらどうだろう。田畑が荒らされようと、人が熊に襲われようと、猟友会は対応しません、、、と。

1年くらい放置すれば、ありがたみを理解してくれるかな?



「非課税かと」「頼まれ命がけで駆除」 税逃れハンターの反省と不満


 農作物を荒らす野生のイノシシや鹿を捕獲する滋賀県内の男性ハンターら32人が大阪国税局の税務調査を受け、2020年12月までの5年間で計約1億7000万円の申告漏れを指摘されたことが関係者への取材で判明した。駆除した動物の種類や頭数に応じて自治体から支給される「捕獲報償金」などについて、所得として申告しない税逃れが頻発していた。大阪国税局の税務調査を受けた複数のハンターが毎日新聞の取材に応じ、申告漏れを反省する一方、自治体の説明不足や人手不足への影響を訴える声も上がった。

 滋賀県長浜市内で半世紀近くハンターを続ける80代の男性は、鹿やイノシシを中心に駆除してきた。2020年だけでも約50万円の捕獲報償金を受け取ったが、税務申告はしなかった。1、2年前には市に注意されていたという。

 男性は「報償金は『非課税』と、仲間と同じように認識していた。市に指摘された後も、これまでの感覚で無申告を続けてしまった。今後は税理士とも相談して対応する」と話した。

 一方、60代の男性は「行政から頼まれて命がけで駆除を続けている。申告の必要性を聞かされたこともない」と不満を隠さない。

 男性によると、狩猟は常に野生動物に襲われる命の危険と隣り合わせだ。1年を通して活動し、冬季はわなの仕掛けにスノーモービルを使うことも。ガソリン代などがかさんでボランティアに近いが、里山の保護を目指して続ける。国税局から「市役所の一部の人が過去に『報償金は税金がかからない』と言ったようだが、申告は必要だ」と指導されたことも明かした。

 男性は「長浜市が丁寧に説明していれば、問題は起きなかった。猟師の人手不足は深刻なのに、持ち出しが増えれば担い手はいなくなる」とため息をついた。

 一方、長浜市の担当者は「確定申告の啓発は以前から続けており、『報償金は非課税』と伝えたことはない。3年前からは、市で税務申告シートも作った」としている。【沼田亮】