引退宣言
ヒデが引退した。
私はJリーグ発足時の大ブームの際にまったく興味を示さなかった。
だからドーハも見てないし、アメリカWCも明石家さんまなどが騒いでるのをテレビで見ながら「ミーハードもめ」と冷ややかに感じていた(あんたもミーハーやんかという指摘には「ごもっとも」と言うしかないのだが・笑)。
その私がサッカーを好きになるきっかけとなったのは、広島アジア大会の前園と井原だった。特に前園の強引にもみえるドリブルに魅せられ、サッカーを見るようになった。
その前園は協会の意向もあり、A代表からはずれ五輪代表に専念するようになった。その五輪代表において前園とともに中心選手となったのがヒデだった。
ベルマーレでのヒデは、代表に呼ばれもしない程度の選手(代表歴1試合出場)ではあるがベルマーレのエースではあった野口の一試合5得点を演出したことで、私の印象に深く残っている。おそらくヒデのプレイスタイルと野口の資質がぴったりと合っていたのだと思われる。
これは余談だけれど、たとえば藤田(磐田)は左サイドからのクロスにすばらしい反応を見せていたが、名波がいたがゆえに、その資質は活かされていたといえるだろう。ヒデは右サイドを深くえぐり、低くて速いクロスを正確に出せる選手だった。そのパスに野口は相性が良かったのだと思う。
アトランタの五輪代表は、良くも悪くも前園のチームだった。ヒデもその一員として機能した。前園も去年引退し、いまは少年サッカーの育成に力を注いでいるようだ。ヒデも前園と同じ年齢で引退する。しかし、その内容はまったく違うようだ。
フランスWCアジア予選で、ヒデはチームの中心となった。
私は、ヒデは右サイドでこそ活きる選手だと思っているが、本人も世間もそうは見ていない(ひょっとしたら世界で私だけかもしれん・笑)。確かに彼の視野の広さを考えると、サイドに置くのはもったいないのは確かだ。でもベッカムだってフィーゴだってクロアチアのなんとかって奴だって、右サイドじゃないか。いや、ベッカムを知らないころから私はヒデを右サイドの選手だと思ってたので、別に連中を見て言い出したわけではないことは明記しておくが。つまりは前記の野口との相性の話に根拠はあるのだけど。実際ヒデの左サイドからのパスは、かなりオッペケペーなのだ。
そのヒデはセンターで司令塔として使われることになる。名波はレジスタタイプなので本来名波が司令塔であるべきなのだが、いかんせん名波自身が言っているように「自分たちの世代とは次元が違った」ので仕方なかったわけだ。
私の持論であるが、トップ下に司令塔がいた場合、強力なFWがいないと枚数が足りない。トップ下がフィニッシャーになれないことと、相手ゴール前のスペースがつぶれてしまうことが原因だ。私は日本代表の「決定力不足」をそのせいだと思っている。実際今大会ブラジル戦でのゴールは、DMFの稲本のパスを基点としている。
ヒデは日本をフランスへ連れて行ってくれた。これは間違いない事実だ。
しかしフランスにおいて、私はヒデが右サイドのプレイヤーだということを再認識した。
その後、ヒデは世界へ旅立った。
その活躍は誰もが知っていることだと思う。マスコミのとんちんかんな報道もあったが、ヒデはあきらかに「日本の誇り」だった。
ここ数年は、なんとか症候群とかで、股関節に痛みがあるらしい。あのころの輝きが失われてしまった原因のひとつだろう。引退は半年前から決めていたそうだ。マネージメント事務所の社長のコメントでも、それは確かなようだ。
今後は、大学に行くとか事業をやるとかいろいろ言われていて、ファンとしては少し寂しい気はするが、「人生設計」の通りみたいなので仕方がない。
あるサイトに私はこう書いた。
カズは「自負」を持っていた
ゴンは「ひたむきさ」を持っていた
ヒデは「矜持」を持っている
そのヒデらしい選択を敬意を持って受け止めたいと思う。
私はJリーグ発足時の大ブームの際にまったく興味を示さなかった。
だからドーハも見てないし、アメリカWCも明石家さんまなどが騒いでるのをテレビで見ながら「ミーハードもめ」と冷ややかに感じていた(あんたもミーハーやんかという指摘には「ごもっとも」と言うしかないのだが・笑)。
その私がサッカーを好きになるきっかけとなったのは、広島アジア大会の前園と井原だった。特に前園の強引にもみえるドリブルに魅せられ、サッカーを見るようになった。
その前園は協会の意向もあり、A代表からはずれ五輪代表に専念するようになった。その五輪代表において前園とともに中心選手となったのがヒデだった。
ベルマーレでのヒデは、代表に呼ばれもしない程度の選手(代表歴1試合出場)ではあるがベルマーレのエースではあった野口の一試合5得点を演出したことで、私の印象に深く残っている。おそらくヒデのプレイスタイルと野口の資質がぴったりと合っていたのだと思われる。
これは余談だけれど、たとえば藤田(磐田)は左サイドからのクロスにすばらしい反応を見せていたが、名波がいたがゆえに、その資質は活かされていたといえるだろう。ヒデは右サイドを深くえぐり、低くて速いクロスを正確に出せる選手だった。そのパスに野口は相性が良かったのだと思う。
アトランタの五輪代表は、良くも悪くも前園のチームだった。ヒデもその一員として機能した。前園も去年引退し、いまは少年サッカーの育成に力を注いでいるようだ。ヒデも前園と同じ年齢で引退する。しかし、その内容はまったく違うようだ。
フランスWCアジア予選で、ヒデはチームの中心となった。
私は、ヒデは右サイドでこそ活きる選手だと思っているが、本人も世間もそうは見ていない(ひょっとしたら世界で私だけかもしれん・笑)。確かに彼の視野の広さを考えると、サイドに置くのはもったいないのは確かだ。でもベッカムだってフィーゴだってクロアチアのなんとかって奴だって、右サイドじゃないか。いや、ベッカムを知らないころから私はヒデを右サイドの選手だと思ってたので、別に連中を見て言い出したわけではないことは明記しておくが。つまりは前記の野口との相性の話に根拠はあるのだけど。実際ヒデの左サイドからのパスは、かなりオッペケペーなのだ。
そのヒデはセンターで司令塔として使われることになる。名波はレジスタタイプなので本来名波が司令塔であるべきなのだが、いかんせん名波自身が言っているように「自分たちの世代とは次元が違った」ので仕方なかったわけだ。
私の持論であるが、トップ下に司令塔がいた場合、強力なFWがいないと枚数が足りない。トップ下がフィニッシャーになれないことと、相手ゴール前のスペースがつぶれてしまうことが原因だ。私は日本代表の「決定力不足」をそのせいだと思っている。実際今大会ブラジル戦でのゴールは、DMFの稲本のパスを基点としている。
ヒデは日本をフランスへ連れて行ってくれた。これは間違いない事実だ。
しかしフランスにおいて、私はヒデが右サイドのプレイヤーだということを再認識した。
その後、ヒデは世界へ旅立った。
その活躍は誰もが知っていることだと思う。マスコミのとんちんかんな報道もあったが、ヒデはあきらかに「日本の誇り」だった。
ここ数年は、なんとか症候群とかで、股関節に痛みがあるらしい。あのころの輝きが失われてしまった原因のひとつだろう。引退は半年前から決めていたそうだ。マネージメント事務所の社長のコメントでも、それは確かなようだ。
今後は、大学に行くとか事業をやるとかいろいろ言われていて、ファンとしては少し寂しい気はするが、「人生設計」の通りみたいなので仕方がない。
あるサイトに私はこう書いた。
カズは「自負」を持っていた
ゴンは「ひたむきさ」を持っていた
ヒデは「矜持」を持っている
そのヒデらしい選択を敬意を持って受け止めたいと思う。