うちに来てから6年ほど頑張っているワゴンRくんですが、過ぎ往く時間に勝てないのは人間と同じです。スズキ車というか車であればいよいよ来るはずの消耗品交換が待ち構えています。K6Aはカム駆動がタイミングチェーンなので、エンジン内部に手を入れなくてもいい分まだマシですが、ゴム部品や補器類が寿命を迎えバタバタと死んでいくのはそう遠くありません。

 

さ手今回交換するのはドライブベルトと右ドライブシャフトブーツです。ベルト交換した際ブーツが破けているのを発見したので、作業は2週間ほど空いてます。順を追って紹介していきます。

 

 

当方のワゴンRはFXリミテッドというグレードで、バンパーやサイドシルにガーニッシュがついておりジャッキが入れにくいです。フロアで持ち上げる際はKeiよりもやりにくく、本来であればローダウンジャッキがないとできないです。サイドのジャッキポイントにまずジャッキをかけ、サイドシルを曲げないようにゆっくりとウマをかけて、再度メンバーにジャッキをかけて正規のジャッキポイントにウマをかけてます。ちゃんとしたフロアジャッキが欲しいところですが、

そんなもん自宅にあってもクソ邪魔

なので仕方ありません。

 

 

そして追い打ちをかけるようにブーツ切れを発見します。破れているとかいうレベルではなく、完全に分離しており、グリスが飛び散っています。もちろん2月の車検には通りませんが、それ以前にドライブシャフトがイってしまう可能性があります。Keiの時はもうゴミが入っていて、曲がるときにパキパキ言っていましたから。そうなるとブーツを変えても無意味です。

車検までにとは言わずに、発見したらすぐ対策しましょう。シャフトは高いですからね。

 

 

K6Aはリフトアップすると、オルタネーターを固定するボルトに手が入ります。ところが、13年もおそらく手が入っていないであろうボルトは普通のスピナーハンドルでは全く歯が立ちません。

どんなに頑張ってもボルトの角が落ちるばかり、このままでは危険です。

 

 

まるでバールのようなロングスピナーを使うため、追加で安物のソケットを購入し、無事緩めることに成功しました。やはり伝家の宝刀モノタロウ600mm超ロングスピナー、なんでも外せます。今は新型は売られてるみたいですね。

 

 

知る人はおなじみバンドー化学のリブエースエコ。MH23Sに適合するのは4PK870というべると。4山の870mmという意味です。純正部品だとスズキのロゴが入っているのですが、そういうのがない分安いです。1200円もしかなったんじゃないかな。

 

 

ひどい音がするわけです。一部が裂けており、表面もガサガサで破断する一歩手前でした。切れてからではおそいので、お金がある人はちゃんと1年点検受けてください。

しっかしマジであぶなかった・・・。

 

ベルトの調整は本来であれば専用の測定器がありますが、そんなものうちにはないので、外す前にアジャスター等にマーキングをして、取り付けたらその位置まで張れば新車の時と同じ場所につきます。リブドベルトはかなり張るので、初期伸びはあまり考慮しなくてもいいっぽいです。Keiとは違いバールで引きながらボルトを締めたりしなくてもいいので、かなり改良されていますね。

 

ここからはブーツの交換です。

 

 

これも知る人ぞおなじみのパロートのネオブーツです。今は日立ですね。大野ゴムの方がインナーブーツのラインナップもあり評判がいいみたいですが、こちらは少し安いので、あんま耐久性は考えないものとし購入しています。正直なところ、補器類が壊れる前に乗り換えを検討しているので、あまり長持ちしなくてもいいと思っています。

 

 

横から見ると一目瞭然ですね。ブーツが2つに裂けてしまい、グリスが円周方向に飛び散っています。そして砂などのゴミを呼んでしまうんですね。

 

 

ブーツは切り裂いて取り除きます。破れていても中にゴミは入っていませんでした。この状態で水たまりとかも盛大に踏んでますが、グリスの乳化も見られませんね。単純に劣化しているだけっぽいです。

 

 

接着剤を塗って、接合して、カイロであっためます。詳しい取り付け方法は説明書にかなり細かく記載があるので、あまり車を触らない人だとしても、非常に分かりやすいです。個人的にはブーツバンドの方向と折り曲げの箇所の説明がメッチャクチャ助かります。純正部品のブレーキパッドキットやタイロッドブーツについてくる何をどうしろと伝えてるのか不明瞭で正しいことは書いてるんだけど理解に時間がかかって結局わけわからん説明書に比べれば、ネオブーツの説明書を書いてる人は間違いなく天才です。

 

 

バンドをしっかり締め付けて、周囲をふき取れば完成です。パロート・・・じゃない、日立の分割式ブーツは何度も言うようにKeiにも使わせていただきましたが、接合面がどうしてもきっちりとは合わず、山のうちどれかがはまってないように見えてしまいます。接合面には返しがあるのできちんと組めているはずですが、ちょっと見栄えが悪いですね。まぁこの点は分割式ブーツであればどのメーカーも似たようなものらしいですが、耐久性に難があるとどうしても思ってしまいますよね。

 

さて、タイムリミットはあと半年、それまでに新しい愛車を見つけられるか・・・?

もちろん安ければ安いほどいいが・・・せめて・・・。