F800Sのフロントタイヤ交換にステムOH・・・ゆくゆくはリアタイヤの交換・・・!

XZ400を直す時間がないじゃないか!!

教えはどうなってんだ教えは

 

 

タイヤはAngel GTⅡを履く予定です。(画像はAngel GT)

次のタイヤもピレリはどうかなと思ったんですが、あれがラジアルで一番値段が安いんすよ・・・一度ラジアルで走るともうバイアスには戻れませんからね。まぁ原付や旧車はバイアスで問題ないくらいの性能なんでバイアスですが。XZ400ももちろん前後バイアスです。

リアタイヤはAngel GTでもいい気はしますが、どうせなら前後揃えたいですよね?

 

で、ここからが本題なんですが、ステムベアリングの交換についてです。

サービスマニュアルを見るかぎり、国産車にありがちなフックボルトがなく、特殊工具の指定もないので、交換自体は簡単です。(そこに至るまではメンドーですが)

正規の交換手順では、ベアリングを破壊してインナレースだけにした後、ヒートガンで膨張させて平タガネでぶっ叩き続ければ外せるとありました。そのほかは国産車と全く同じです。

 

というわけで、ディーラーに持ち込んだらとんでもない値段になるのは承知なので、自分で交換します。自分で交換すれば工賃は無料です。

というわけでいつも通りウェビックで見積もりを取ると驚きの結果が出ます。

 

 

スマホで編集したのでクッソ汚い手書きの字で部品名が書かれていますが、ベアリング1個で1万円強、アウターレースは別設定で、上下ダストシールを合わせると余裕で3万円を超えます。それってフロント回りの整備工賃含む値段!?

い え い え ま だ ま だ 工 賃 別 途 で す か ら

これからですよ?

 

いや~やっぱり外車は修理にお金かかるね!だから型落ち安いんだよ

しかしEN125でステムもハブも打ち換え、XZ400でもフロントハブのベアリングは打ち換え、さんざんベアリングを打ち換えてきた僕から言わせてみれば違和感の塊です。
ベアリングがこんな値段するはずないんです

 

大昔にEN125のベアリングを交換したときは、通常のボールベアリングをローラーにアップグレードするため、(株)ナカイ商工様の輸入ベアリングを使用させていただきました。

以前はBMW用のベアリングも扱っていましたが、残念ながら閉店されたのでこの手段は使えません。さてどうしようか。

 

いいですか?フレームやサスペンションアーム、エンジンブロックなどの固有の形状をもつ部品でなければ、工業製品は必ず規格に沿って作られます。日本ならJISかISOのどちらかで、ベアリングに関してはほぼ互換します。外径・内径・厚さ・ボール又はローラー数・シールの有無・オイル潤滑時の最大回転数・グリス潤滑時の最大回転数、全て決められています。もちろん命名規則だって!

 

そして見つけてしまった!

あろうことか、形式がわかるような解像度で写されたF800Sのベアリングを!

そこに書かれていたのは「4T-30205」という文字・・・

 

 

「朧気ながら浮かび上がってきたんです。30205という数字が。」

 

ちなみにF800SのステムベアリングはNTN製で、ガッツリ日本製です。

前後サスペンションがショーワ入ってるだけあります。SKFじゃないんか・・・。
 

参考価格は1750円です。

ちなみにアウターレースは付属します!

 

先述したBMW純正部品価格と比較しましょう。

BMW 11445+3514×2=29918

NTN 1750×2=3500

 

お値段なんと8.5倍!!!!
!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!??!

 

(ちなみに実売価格は700円くらいなのでもっと安く買えるで)

 

ほら、日本製の部品をドイツで使おうとしたら、輸送費がかかるじゃないですか。それを日本に持ってきたら行き帰りの送料がかかっちゃう、だから高くなっちゃうんだ。それはわかります。前の変なブッシュの入ったボルトやトルクスのステンボルトなんか割高なのはまだ許せるんです。

ベアリング8.5倍はいくら何でもおかしいぞ。アウターレース別設定かよ。

アウターレースだけ交換する需要があると考えたとしても

この値段設定は絶対おかしいなぁ!?

 

「悪いな!俺にはベアリングの声が聞こえるんだ!(意味不明)」

 

 

まぁベアリングは汎用品を購入するのはもう決定として、上下のダストシールは調べても情報がなかったので純正部品を使います。特に下側のシールはタガネを打ち込む際、確実に破壊してしまうので必須です。これもただの鉄板くさいので、内径と外径さえわかれば汎用品のダストシール買えるんだけどな。

 

今回は汎用ベアリングを買う特性上、ウェビックではなくモノタロウで注文します。

純正部品は海を越えてくるため1ヵ月納期が必要です。

 

 

先行してベアリングだけ届きました。

ベアリングはどちらも4T-30205ですが、NTN製とモノタロウブランドを1個ずつ購入しています。確か台湾製かなんかなので、国産に比べれば材質や精度は落ちますが、十分使えるとの声なので、負荷のかかりにくいアッパーに入れて実験したいと思います。値段は389円とNTNのさらに半額です。そのかわり梱包はめっちゃ適当です。

両社とも4Tと形式の上についていますが、確かはめ合いによる膨張度合いの公差かなんかだったっけな、ちょっと忘れたけど高速回転しないからどうでもいいか(は?)

 

 

 

ということでダストシールが来日するまで運航停止です(絶望)

その間にリア周りの整備をしておくべきでしょうかね。スイングアームのピボットからグリスが漏れ出している形跡があるので、一度外してベアリングの状態を確認するべきでしょう。

ここ外すのめんどくさい上にピボットシャフトを固定しているスナップリングが内径も外径も太さが決まってるから汎用品で流用できない特殊なもん入ってるからやなんだよなもっと言えばニードルベアリング左右で大きさ違うし外側のオイルシールも径が28X35X4とか25X32X4とか特殊で汎用品で探しても該当しない変なオイルシールで交換が純正部品以外で不可だし謎に二枚重ねで使わないといけないしあーもううんたらかんたらぶつぶつぶつぶつ

 

 

まぁでも通常のスイングアームに比べたら、ホイールやチェーンの平行出さなくてもただ組付けるだけで精度出るから楽な方ではあるのか・・・?