サービス業にGWは存在しません。そのかわり振替休日があります。GWの交通戦争の犠牲になることなくツーリングを楽しむことができます。

というわけで自分にとって未開の土地、岐阜県を楽しんでまいりました。当ブログでは多くは語らず、F800Sの写真を混ぜてダイジェストでお送りします。それでも3泊4日の旅のためそれなりにボリューム感はあります。食いしん坊も納得の記事です。

 

 

初日は各務ヶ原に入って、川島ハイウェイオアシスに停まりました。ここはF800Sの現車確認の際帰りに寄って、淡水魚水族館に行ったことがある思い出の場所です。

 

 

ナマズ定食を食べました!それなりの値段ですがバカほどデカいので、食べ応えがあります。喉の奥の方にほんのり川の香りがしますが、くせもなく白身魚の感覚です。ただ、けっこう身がしっかりしているのと、脂がのってるので、年配の方だときついかもしれませんね!

 

 

今回のツーリングで、前日に衝動買いしたGoProHERO6を使いたかったのですが、中古でフレームが付属していなかったので、ヤマダ電機や2りんかんなどで探し回りましたが見つからず、実験は没になってしまいました。なので撮影はあきらめて北上します。

 

 

岐阜レトロミュージアムにやってきました。古き良きパチカススポットでパチカスに変貌します。ハングオンやアフターバーナーもあり、しばらく夢中で遊んでいましたが、アフターバーナーは何が基準でステージクリアしたり撃墜されたりするかいまだにルールがわかっていません。ただ入場料を払えば無限に連コインできるので、ごり押しでステージを進めます。

 

 

この時点で17時ですが、高山にホテルをとっているので、各務ヶ原から高山まで東海北陸道を必死で山登りしないといけません。ここではまだ少し暑かったので、問題なかったのですが・・・

 

行程の半分ほどで確実に寒くなってきました。高山は寒暖差が激しく、この日の最低気温は6℃!夏日の恰好では凍えるような寒さです!コミネのライジャケ上にイージスを重ね着し、真冬装備でようやく走り切ることができました。荷物が増えるのは嫌でしたが、もってきておいて正解でした。途中で断念していたことでしょう。

 

 

高山で夜を過ごし2日目です。高山市街ではバイクが置ける駐車場が減っており、コインパーキング等はバイクとなっていました。それでもバイクが置ける駐車場の案内があり、今回は高山別院、照蓮寺にて停めさせていただいております。ここからだと朝市も歩いてすぐの距離で、買い物に適しています。駐車場はかなり広く、値段も安めなのでお勧めです。ただしここは真宗大谷派の寺院です。参拝は必ずしていきましょう。

導きを。

 

 

 

 

前々日まで雨が降っていたので、宮川は増水しており激流となっていました。鯉は流れの遅い淵に避難し、鴨は抵抗むなしく流されていきます。もちろん人など落ちれば命はなく・・・。

 

 

乗鞍方面へはしって匠の館を見学します。明治15年のかなり大きい古民家と、かなり凝った作りの水槽で伊藤が飼育されているパワースポットです。

 

 

 

本当に広いのと、部屋によって装飾を変えていたり、中二階のようなものがあったりと、かなり特殊な構造をした建物で、ほかにはあまりないと思います。

 

 

併設して水族館があり、中にはイトウをはじめ清流の仲間たちが飼育されています。

それもすごいですが感動したのがシステムで、沢の水を飼育水として導入し、あふれた水を下流に流して水車を動かしたり、庭園の川の水にしたりと、豊富な水源と高低差を生かしたとってもヤバイシステムが構築されていて興奮しました!

 

 

ほかにもアヒルさんとか烏骨鶏さんとかもいるので、都会の喧騒に疲れた人におすすめです。

 

 

 

奥飛騨名物鳳凰ラーメン!

やはりツーリングといえばラーメン!飛騨牛をはじめ、肉と山菜の暴力があなたの胃袋を襲います!標高の高い場所に来た実感がわきますね!

 

 

続いては白川村にむかいます!もちろん目当ては白川郷でございます。

ここまでほとんどバイクを見かけませんでしたが、白川村周辺ではたくさん走っていました。ただ乗鞍スカイラインをはじめ下道は通行止め箇所が多く、大型バイクがほとんどでした。

 

 

なんか・・・イメージよりもテーマパーク化していて、外国人もたくさん来ています。

 

 

イメージとしてはこっちを強く連想していたので、あーなんかそんなかんじなんだ~って感じでした。匠の館の方が秘境感があったかもしれません。

 

 

なんと5月でも桜が咲いているんですね~!白川村に原木が数本あり、他ではほとんど見られない激レア桜です。高温障害で花がつかないこともあるそうですが、今年はちゃんと花が咲いていました。

 

 

駐車場から村へ渡る橋、あまりにも怖いので高所恐怖症の人は無理そうです。

僕でも怖いんですから、加えてこの水量、外国人は橋の上で自撮りなんかしてますが、水の恐ろしさを考えれば、さっさと渡ってしまいたいものです。

 

 

それでは高山へ帰り、早めのチェックイン!

 

 

 

 

 

ツーリングは必ずしも自分のクルマでいかなくてはならないわけではない

 

特急ひだで下呂温泉に急行し、終列車までに温泉を堪能しました!帰りの特急は遅くなりすぎるため、普通列車で高山までもどります。

 

 

高山本線はローカル線の雰囲気はなく、新機材と本線級設備のあふれる一大幹線です。そら本線ですからね。HC85系の加速性能は素晴らしく、ヘタクソなシフトアップをする普通列車も大型車ながらいい加速をしますよ!気動車好きにはたまらない世界です。JR東海は頑なにカミンズ製ディーゼルエンジンを採用するので、ほかの地域と音が全く違いますよ!

 

 

3日目は高速をウエライドばかりしてきたので、シタライドのみで各務ヶ原へ下ります!

しかしここで機材トラブルが発生します!

 

 

タイヤの溝からワイヤーがチラ見してしまいました!溝はまだ残っているのですが、残念ながら寿命です。様子を見ながら今回のツーリングは走り切りましたが、本来であればすぐにでもタイヤ交換すべきでしょう。リヤは同様の劣化具合はあれど、ここまで大きく亀裂は入っていなかったので、フロントタイヤの交換を検討しています。ピレリのAngel GTから何のタイヤにするか迷ってますが、候補として後継のAngel GTⅡかなって感じですね。

 

 

あとはコーナリング中の違和感です。とにかくバンクを一定に保てない、直線で妙にふらふらするなどの症状があり、フロントを浮かせてみるとステアリングに引っ掛かりがありました。ステムベアリングが損傷しているようです。フロントブレーキを強くかけるとカクンと振動があり、相当凹んでいるようです。この二つは早急に交換する必要があり、それまではあまり遠出はできません。

 

 

嫌な気分と闘いながらも各務ヶ原につきました。この日は岐阜基地の機動訓練の真っ最中で、F-15が町中を飛び回っていました。巨体に似合わぬ軽い挙動、そしてめっちゃすごい騒音!この辺の人たちは慣れているのか見向きもしていません。店の駐車場で口を開けて空を見上げるのは僕一人です。

 

小松基地のスクランブルの本気の加速の音にはかないませんが・・・。

 

 

かがみがはら航空宇宙博物館・・・ここは男にとって聖なるエリアです。

飛燕やファントムⅡが展示されているだけではありません。

 

 

ここ岐阜基地では飛行開発実験団の期待が日々試験を行っており、そこで活躍していたどうかしてる性能を実現するためのどうかした機体がたくさん展示されてます!やばいです。

 

 

いたるところにKawasakiがあるので

実質トップガンです

 

 

ほかのどんな期待よりも見たかったのが、お色直しされて屋内展示になったUF-XSです。

最高ですマジでやばいです。改造元のUF-1と比べるとエンジンの数から何から何までメッチャクチャに改造されてしまってます。これ60年前の機体なんですよ。あまりにも綺麗にされすぎて最新の機体と勘違いしてしまいます。飛んでる写真は白黒なんですよ・・・。

 

 

このメインギア、スケベすぎる!

 

 

4日目は家に帰るつもりですが、進行方向は逆方向です。三河湾を目指して知多半島を南下します。

 

 

イケメンだろ?

機材トラブル抱えてるんだぜ・・・。

 

 

さてここは蒲郡の究極映えスポット!その名も!

 

 

 

 

蒲 フ ォ ル ニ ア

 

 

!?!?!?!?!?!?!?!?

 

正式名称は西浦シーサイドロードというのですが、この辺だけフェニックスが植えられておりカリフォルニアっぽいのでそう呼ばれているらしいです。ただし海水浴場の砂が舞っており、調子に乗ると滑るっぽいです。

ちなみに来たのを後悔するほど

めちゃくちゃ暑かったです

 

 

竹島水族館があるので水族館キチガイにもたまらない町となっております。

ナヌカザメとかオオグソクムシ触れるんでぜひ来てください。

 

 

ああ・・・渥美半島の先まで来てしまった・・・。いったいどうやって家に帰るつもりなんだ!

ククク・・・バカめぇ!!伊良湖岬からは伊勢湾フェリーがあるんだよぉ!!

 

 

伊良湖岬の白灯台を見学・・・といきたいところでしたが、フェリーの搭乗までわずか20分で移動しなければなりません。埠頭からは結構な距離があるので、灯台までフルマラソンです。

 

 

景色なんか見てる暇ありません。とにかく写真を撮りまくります。

今から乗るフェリーがもう見えています。船よりも先に乗り場にたどり着かねば!

 

 

間に合った!!!!

 

 

設備は南海フェリーのような短距離フェリーにありがちな座席と雑魚寝、展望台に特別席といった感じでしたが、遅めの便なので人も少なく、特に鳥羽行きはほとんど客は乗っていませんでした。南海フェリーより苦戦してそうな感じがします。鳥羽までたどり着いたら、ようやく家に帰れました。ということで今回のツーリングはおしまいです!

 

車両の不具合、防寒ジャケットの紛失などトラブルもありましたが、無事故無傷で終えることができたので上出来でしょう。さぁ修理の時間です。タイヤはもう相場は決まっていますが、ベアリングは純正部品で買うと詐欺みたいに割高なので、ベアリングの規格を調べてきたいと思います。それではまた走れる日を祈って!