6月の28日~29日にかけて念願のソロツーに行ってまいりました。2日かけてのソロツーはEN125-2Aで美山・舞鶴・福知山・小浜にいったときと、徳島へ往復フェリーで三好を走ったっきり5年以上前です。

 

 

携帯電話はandroidに移行したので、抜け殻になったiPhoneXRはカーナビとして利用します。バイクなのでgooglemapの怪しい案内でも大丈夫です。

 

 

往路は中国道・明石海峡・淡路・鳴門ルートにて徳島に上陸します。

この日は風が強く、橋の上で風速10mの横風を食らいます。バイクで橋を渡るのは初なので打ち付ける横風に押され放題でしたが、対向車線からは上体を起こしてネイキッドに乗るラーダーが続々とやってきました。もう慣れているのか、風を感じていることの方が快感なのかわかりませんが、まったく風に動じていないようでした。なんなんだよ!!

ちなみに一番風が強かった地点は、鳴門大橋のアプローチの高架の上でした。

 

 

昼から走り出したので、牟岐まで走った時には夕方になっていました。暑いのでコンビニがオアシスです。徳島県のうちはコンビニはそこら中に点在していますが、高知県に入るとまったくなくなりますので、宿のおやつはここで仕入れておきます。

 

 

JR四国牟岐駅です。ここから南にもう少し伸びて、阿波海南まで牟岐線は続きます。

そっから先は今話題のDMVが走り回る阿佐東線になります。DMVは土日しか室戸岬まで行く便がありません。本数はそれほど少なくはないようです。でも阿波海南からだとかなり遠いです。

 

 

道の駅宍喰です。道の駅の横にホテルリビエラししくいがあり、ここで温泉やレストランを楽しめます。道の駅の規模はそんなに大きくないですが、ホテル込みで大規模な施設になっています。またDMVもここまで走ります。

 

 

なんだかんだ寄り道したので、岬観光ホテルには9時につきました。

ここは昭和9年開業の老舗で、止まった部屋は新館の方でしたがそれでもかなり歴史のある建物でした。道路より土地低いのに高潮でやられないんだろうか・・・。

 

 

冷蔵庫の有料ドリンクで晩酌します。

やっぱ四国は酒がないとだめですね!!!!!

 

 

では室戸岬を散策して帰路につきます。道路まではけっこう高低差があり、交差点は斜面になっていますので、バイクだと一発で出るのは苦しいです。横にもう一戸建物があるので、そこの駐車場でUターンすると一時停止を坂の途中でする必要がなくなるので安心です。

 

 

室戸岬につきました。ここがちょうど先端です。

 

 

さあいい時間になってしまうので帰りましょう。

 

 

せっかくなので室戸廃校水族館にも行きました。

生きたヨシキリザメがいたり、ウミガメの赤ちゃんがいたり、

サメがプールで泳いでたり

存在も奇抜ながら、普段大阪では見られない外洋の生物がたくさん展示されているので、アクセスがクッソダルいですが行ってみてはいかがでしょう?

 

 

南阿波サンラインは隠れたツーリングスポットでしょう。それなりの山道が5kmほどあり、途中にいくつか展望台もあります。第1から第4までありますが、2と3は手入れがなされておらず眺望もイマイチだったので寄る必要はないです。第1はトイレと自販機があり、眺望は標高が高い第4が素晴らしかったです。2と3は行かなくてもいいです。

 

 

しかし楽しいツーリングは終わり・・・ここからは自分との戦いが始まります。

日和佐道路を走っているときに眠気のようなものを感じたので、少し止まって休憩しましたが、そこから徳島までは意識を保っているのがつらいほど朦朧としていました。たびたび止まっては道路際の人んちの塀にもたれかかってポカリを飲んでいたのですが、徳島市内まで走ってもつらいことには変わらず。どうにかひと眠りしてスッキリしたいところですが、車中泊ができないのがバイクのつらいところです。

 

 

この状態で橋を渡るのは無理だと思ったので、時間もお金も倍の南海フェリーに乗船することにしました。大型車なので運賃は6000円とけっこう割高です。しかし長い船旅で寝放題です!晩飯のおにぎりとキャベツ太郎を食べていたほかはずっと寝ていました。

 

 

以前EN125で乗船した時よりも座席の配置が変わっていたり、コンセントが増設されていたり、もちろん外装も新しくなっていました。スマホの充電もできるので以前より快適に、また下船後の準備もしやすくなっていました。

阪和道を走るころには完全とは言えませんが体力は戻っていましたので、無事に生きて帰ることができました。やはり車と違って命のギリギリ感を味わうことができるのがバイクです。

ただしほんとのギリギリを攻めるのはやめましょう!飛ぶぞ!!

 

 

 

ツーリング後のまとめですが、今回の走行によってF800Sの修理箇所が新たに追加されてしまいました。

症状としては前後のショックが抜けています。フロントサスはあまりにもひどく、フロントブレーキを握れば軽い入力でも即座にノーズダイブ、離せばリフトアップ、コーナリングでは常にバンクが安定しないなど、かなり危険な状態であることは間違いなく、体力が持たなかったのもこれが原因としています。山道が一番の楽しみであるはずのバイクが、山道が一番の苦痛になってしまっているのは異常だと考えるべきです。

それとフロントブレーキパッドはもうないです。購入時に予備車検は通してもらっていましたが、たぶんギリギリで通過できたのでしょう。厚みは2mmもない状態です。リアはまだ3mmくらいあるので、ショックも含めてフロント周りの整備が必要です。

 

といっても、フォークオイルとパッドは準備できました。またの機会に交換します。

フロントフォークはダストシールに亀裂があるので、これも交換します。キャリパーがベトついていないことから、シールから漏れているとは考えにくいのですが・・・。

 

F800Sのフロント周り、純正部品を買うとかなり高いし、輸送時間もかかるのですが、実は裏技があるのでそちらも次に紹介しようかな?
ではまた!