Amazonのアーシングキットをつけてみようという思いはかなり前からありました。

それこそXZなんかプラグアースくらいはつけないと正常作動も厳しいかもしれないくらいの懸念はあったのですが、現在は普通に動いているので特に何もしていなかったです。

しかしワゴンRもそろそろ10年以上、走行距離も9万キロとなかなかジジ臭くなってきたので、改めてアーシングを検討したのであります。

 

 

だいたい1700~2000円前後で売られている中国製のキットです。まぁ検索すればすぐに出てきます。カット済みケーブルが5本くらいと、ターミナルとネジのキットです。

ターミナルの形状がテキトーで、バッテリーターミナルの形状に合わず、わざわざ短いケーブルを1本消費するクッソみじめな結果になりました。MH23Sでこのキットを使う人はだいたいECUのステーに嚙ませてます。

 

 

純正のアース線は車体側からほっそいの1本と、ミッションケースから1本の2本がターミナルにまとめられています。車体アースはない車種もあるので、多分ノイズ対策でしょうか。そのくせK6Aエンジン搭載車はラジオにめっちゃノイズが乗って鬱陶しいですがね、特に高速ではお世話になる交通情報チャンネル(AM1620HZ付近)でスパークノイズがガッツリ混入してめちゃくちゃ音量上げないと聞き取れないので、車体アースはあってないようなもんです。

なので、ダッシュパネル付近のボルトから1本出しておきます。

 

 

結局のところ、ケーブルは3本しか使いませんでした。

アーシングってやみくもにやってもそんなに意味ないんですよね。僕の考えでは、大電流が流れるとこ、電圧がやたら変動するとこ、静電気の逃げが不十分な場所、あとはノイズの影響が出るところくらいですかね。

最も、最近の車は吊るしの時点でちゃんとアース取ってますけどね。MH23Sでも、ECUが鉄板でおおわれてたり、ステーがボディに接触するようになっているのはノイズ対策です。ただ、それ以外は割と適当な感じでした。

 

で、アースポイントは結局2点しか取っていません。

1つは先ほど述べたダッシュパネル、もう1つはヘッドカバーのボルトです。プラグのアースを取ろうとしたらここが一番手が届きやすいです。

 

本当はオルタネーターからも取りたかったんですけど、長さが足りなかったんです。こういう場合フリーカットタイプのほうが無駄がなくていいですね。あとは、吸入空気の静電気対策でスロットルボディからも取りたいですね。

余った2本はXZ400のプラグアース用に残しておいて、追加でアーシングしたい場合はケーブルと端子を別途で購入して、長さを調整できるようにしたいですね。カシメ工具がありませんが、バイスプライヤーで代用できるらしいです。

 

 

 

ちなみに目に見える効果としては、ワイパーアームの速度が速くなりました。

ボディーのアーシングがかなり効いているようで、何なら純正のアースは必要ないかもしれません。灯火類には影響はなかったですね。灯火の異常検知にアースに流れる電気抵抗をチェックしているので、変にアースをいじるとダイアグが出たり誤動作したりする可能性があるので、やみくもにアーシングはしない方がいいです。

あと、ワイパーが速くなったということは、ワイパーモーターに流れる電流が増加してるので、モーターの寿命に影響を及ぼす可能性もあるというかたぶん縮みます。フューエルポンプにアシングしたらかなり寿命が縮むらしいので、電気部品はアーシングを避けた方がいいです。