能登半島地震の影響で「過疎地域を捨てて、東京、大阪、名古屋などの大都市に引っ越せ」と移住論を唱えている人たちは、大都市で直下型地震が起きたときの事(被害想定)を考えてないのだろう、と思っている。


というのも能登半島レベルの大きな地震が、もし東京で起きた場合、東京やその周辺都市は人口が多い分、能登半島地震や熊本地震など過疎地域や人口が少ない都市で起きた地震とは、比じゃないぐらいの被害が出るのだ。


実際、専門家の想定では、ほぼ東日本大震災と同規模の南海トラフ巨大地震が、東日本大震災の10倍以上の被害なのと、熊本地震と同規模の首都直下型地震が、熊本地震の100倍近くの被害が出ると言われている。

それぐらい人口が集中している都市は危険なのだ。








ここまで言えば馬鹿でも分かると思うが、重要なのは、人口が少ない地域から人口が集中してる都市に移住させるのではなく、人口が集中してる都市から人口が少ない都市になるべく分散させることである。そうすれば日本の被害を分散出来るはずだ。