人を愛するということがわからなかった

 

私を愛してくれる人が

私の愛する人で

 

私の望む愛情の形をくれない人は

私のことを愛していない人で

 

私だけを見ない人

私を一番にしない人は

 

全部私が望んではいない人だった

 

 

そんな思いで17年間、

結婚生活をしてきて

 

なんも幸せじゃない

 

愛情なんてどこにもない

 

私のことをわからない人は

必要ない

 

そう思ってた





 

 

離婚して丸6年

 

当時は

 

結局相手が何を考えているのか

わからないままだった

 

とだけ思っていた

 

けど

 

6年前までの私は

 

私、私、私。

 

相手の気持ちを知ろうとしたり

相手の思いを聞こうとしたり

相手の愛情を受け取ることを

 

しようともしてなかった


私の気持ちばっかり

押し付けて

コントロールしたかったんだ

 

 

私が一番自分自身を

愛せなかったから





 

 

6歳の時に母が亡くなったその日から

 

自分を押し殺して生きてきた

 

父や継母、大人たちの顔色しか

見てなかったから

 

自分への愛情を

忘れてしまっていたんだ


愛情を知らずに育ったわけではない


だけど

自分を押し殺すことで

調和をとる方法しか知らなかっただけなんだ

 

 

そんな生き方しかできなかったけど

そんな生き方をしてきたから

 

誰よりも

自分自身に貪欲で

 

誰よりも

人を愛する力が

 

備わったのだと思う

 

今までの人生は

これからの人生の

布石だから

 



 

 

人を愛するということ

 

愛情の形

 

今はそんなことにこだわりもしてなくて

 

 

 

愛情を探し続けている

私を選んで生まれてきてくれた

のびのび育った子供たち

 

無条件で愛を注ぎ続ける子供たちの

存在が

 

私がずっと探し続けた「愛」に

気づかせてくれた

 

多くの「愛」を

与えられていながら

受け取れなかった私が

 

「人を愛する」ことは

 

「自分を愛すること」

 

だとようやく受け入れられた

 

その時

世界で一番好きな人の

子供を産めたことは

最高に幸せなことなんだ


そして今

私が初めて

自分から愛し

幸せにすると決めた相手と

一緒に過ごす毎日が

本当に幸せなんだ


私は生まれた時から

ずっと

幸せだったんだ




 

 

 

もう2度と自分を傷つけない

 

もう2度と自分を蔑ろにはしない

 

自分への愛

 

これこそが私の望む愛情

 

愛に満ちたこの人生に感謝して

 

私らしく

遊びながら楽しんでいこう