配信でみたサヨナラショーDSも胸が一杯で言葉にならないのだけれど、ABMを観てからずっと刺さり続けてる棘のようなものがある。
咲ちゃんはまだまだやりたいことがあると最後の最後まで歩みを止めず進化し続け、しかもやりたいことが明確にあるのに何故それを本公演で叶えられなかったのか。
ABMは作品としてはとても好きだけれど、カナリアや日替わりコーナーのように新しい場面が最高に光っていた。だからこそ振り返りは一幕で納めて、二幕は新しい彩風咲奈をもっともっと見せて欲しかった。
DSで安寿ミラの振り付けで男役だけで踊るタンゴも、サヨナラショーの薔薇のタンゴもオマージュもその完成度は衝撃的で、どちらも限られた回数しか踊られないのはあまりにも勿体ない。なぜこれらが本公演で観られなかったのか。
ベルばらの刷新されたフィナーレもまさに彩風咲奈のためのフィナーレで素晴らしいし、ABMからDSまでどのシーンを切り取っても、咲ちゃんが幸せそうで、ゆっくりと時間をかけてサヨナラショーをしてくれていると思えるのだけれど、それでもそれでも…
ABMで様々な娘役とデュエットをしたこともDSでメンバーそれぞれとデュエットして二人だけのトークをしたことも、オマージュをラストに踊ったことも、生粋の雪組生として自分が受け継いできたものを、次へ受け渡してくれてるのだと思う
それでもそれでも…
初組子となった時から彩風咲奈を当たり前のように見続けてきて、彼女が雪組を背負ってくれることを一瞬たりとも疑うことなく、その魅力を意識することすらなく受け入れてきて、一体いつからこんなにも好きだったのかと思うここ数年の日々の中で、彩風咲奈の雪組を観られることは幸せすぎて感謝しかない。
だからこそ、未練が棘のように刺さって抜けない。
ところで、かせきょーくん、こんなに公の場で愛を叫ぶ機会があるなんてと言っていたけれど、確かにそうよね。
ファンから愛手役なったのは、涼風真世ファンからの麻乃佳代がいたけれど、公の場で愛は叫んでなかったわ(笑)