通しで観劇
 
あーこれは前後編観ないとだめだ
後半になればなるほど畳み掛けられて突きつけられる
粗削りにも感じるけれど戯曲の力を見せつけられた
そしてあの長い独白たちで惹き付けて見せてくれる出演者陣の見事なこと
いや皆凄いけれど、なんといっても新原くん!!
特にレオ!!
 
個人的にはその後は語られなくてもいいかな、エピローグだけで充分
 
アダムとトビーのシーンを観ながら、ふっとこれ同性どうしだから抵抗して逃げられるのだと思ったれどその後のレオへの扱いを観ていて、あー結局自分よりも立場の弱い相手への非情と傲慢さだなと
レオとトビーの関係も愛として描かれているけれど年齢差考えたらグルーミングだしね
 
3世代と謳い文句にあったけれど、3世代と言われるとどうしても祖父母、両親、子供たちと思ってしまっていかんな

AIDSは1982年6月に疾患としてアメリカCDCが定義しているからエリックはまさにその年に生まれたのか
 
この演出家さんなんだか苦手だ・・・
どこかのインタビューで福士さんがゲイと言えばまずドラァグクイーンだけれどということを語っていたけれど、この時代そこは修正しておくべきじゃないかなと。女装とゲイはちがうよね。。。どうして男性同士のカップルなのに片方を男性的片方を女性的として造形してるのも違和感というかある種の嫌悪感を感じずにはいられなかった
あと、人種差、これ見よがしに見せる必要はないけれど、台詞だけではやはり伝わりにくいと思う、二村周作さんのロープで縁取られた美術は好きだな