月組楽しかった~😆
フリューゲルは国境のない地図とシティハンターに映像の世紀を振り掛けて齋藤先生らしいごちゃごちゃがいいねぇ
でも善き人とか考えちゃって、しんどくもあり…
万華鏡は運動量の多いショーだねぇ(笑)
 
ベルリンの壁崩壊で、第九と生き別れの母と息子、東京で宝塚って、1995年の「国境のない地図」のオマージュなのかな。幕開きのアフガニスタンでの戦闘シーンはシティハンターだったけど齋藤先生らしいって感じだね。
明らかにメルケルがモデルの人物が出てくるし、東からの西への地下トンネルとか、それだけで1本芝居が書けそうな題材だけれど、殆ど説明せずにさらりと配置してるの好きだな。
 
れいこちゃんの俺様キャラの軽めの役がはまってて素敵。
プログラムも見ず配役もわかってなかったので、B席から観てて冒頭の白い鳥にタイプの娘役さんがいるとオペラで観たらみちるちゃんで、そりゃそうだって自分に突っ込み入れちゃった(笑)
生き別れの母親が戦時中ナチスでユダヤ人迫害にかかわっていたという流れの中で、「悪い人の筈がない」って台詞があるのだけれど、この前観た普通の人が善き人であろうとしてSSの軍服を着てアウシュビッツにいくのだということを思い出して、「悪い人」だけが戦争犯罪を起こすのではないと、しんどくなった。結局のところ、ヨナスの母親はユダヤ人を救ってたという宝塚らしいファンタジーになっていて安心したのだけれど。
 
万華鏡は栗田先生の大劇場デビュー作。
もう少し、抜くところがあってもいいのかなと思ったけれど、デビュー作だからやりたいこと全部盛りになるのはそりゃそうだ。
れいこちゃんは特にカラスが素敵だった~~。
おだちん3番手の安定感、ぱるあみも活躍しているけれど、そろそろ、ばらばらに使ってもいいのでは??組替えになるおはねちゃん、彼女は声が抜群に美しくて歌も上手いけれど、リズムを持っているからダンスも好きなのよーー、なのでもっと使ってよ勿体ないよ~~
ちなつちゃんの付喪神、地獄変は垂涎物だねラブ
 
11/2にイープラスの貸切で2回目
「フリューゲル」が1回目よりも刺さるわ。宝塚ならではのファンタジー仕立てで軽妙さを纏いながら描かれてるからこそ、骨太なメッセージがシンプルにぐさぐさ届いてくる、仲間を裏切りスパイ行為をしていたゲッツが自分の心を取り戻すのがじんわりいいんだよ。
あきらめちゃいけない、自分の心に嘘をついちゃいけない・・・違和感に蓋をしてはいけないんだよ。
そして歌などの「芸能」「文化」が持つ力は、人の背中を教えてくれるけれど、どの方向を向くかは自分で決めないといけないんだよ、そうじゃないとあの「善き人」のようになってしまう・・・