スリルミーは演者によって違うのは勿論、同じペアでも観る度に感じ考えさせられるものが違うけれど、まずは今年のペアを1回ずつ観たので😊
 
 
尾上松也&広瀬友祐

初日は松也&廣瀬ペア
ここからどう進化していくか楽しみなペアだな

途中入場の方もいてちょいと落ち着かない緊迫感もさほどではなかった感じだけど、また全然違う景色が見えたペア

まぁ演者によって全く違うのがこの作品だけど😁

 

格差を感じる私と彼
思ったより可愛い松也私が踏み外していく様は愚かだし、廣瀬彼はハリボテさが哀れ

 

どちらにも「私」と「彼」、

殺人犯に寄り添うなんてどうなんだろうと思うけれど、初日ということあるのだけれど、突き放して見てしまうペア

たまたま近所に同じ年に生まれただけの関係に思える、たまたま他にいなかったからくっついただけ 

こんなも愚かな二人の犠牲になった少年があまりにも救われないな

どこが超人で天才なんだか🙎💢💢💨

 

松也私はデカイ(笑)、そして更に背が高い廣瀬彼は物理的に舞台が小さく見えた(笑)

2014のCDの気持ち悪い松也私が大好きなのだけれど、気持ち悪さは控え目で可愛い!恋は盲目の可愛さ、よく見てみな、廣瀬彼に執着してどうするよって諭したくなった

 

 廣瀬彼は空っぽでハリボテて、友達もいなさそう、女と遊んでるのかも知れないが、外見で寄ってくる女たちがいるだけなんだろうな、よくまぁ少年を誘拐できたものだわ、明らかに不審者だったろうに

 

初日ということもあるのか、このペアの持ち味なのか会話のリズムが噛み合わってない感じ、勘違い野郎の愚かなこどもたちが引き起こした惨劇

 

 
松岡広大&山崎大輝

 

 

 

2年半経って変わったとも言えるし変わってないとも言えるこのペア好き

鬱陶しさと面倒臭さが増した松岡私

 

契約書で松岡私のハンカチをちょんと触って山崎彼が血を拭ってたけれど、前回はしてなかったような(今回「彼」がハンカチを触るのはこのペアだけ、前回は福士彼が当たり前のように成河私のハンカチで血を拭ってたけれど)

 

勉強を頑張って飛び級してみても、身形を構ってみても、父親の愛情は弟に取られて得られない山崎彼が弟の代わりに10歳くらいの小学生の少年を狙うのが、もうへなちょこ過ぎてあまりに憐れで腹立たしい
結局、自分より確実に弱い相手を狙うんだよね

 

山崎彼の優しい炎は、星空を見せてくれるのほんと好き

 

スリルミー何度も見てるけれど、審理官の友情?の問いかけから審理官の気持ちになって54歳私を冷ややかに見たのは初めてだわ

この二人小さい時に出会った時から仲良しだったのだろうと思えるし、二人のこどもの頃が想像できる

 

 事件の後、山崎彼から逃れようとする松岡私の身のくねらせ方が猫のようだなぁと(笑)

 

判決が出た後の弁護士になりたかった無邪気に言う山崎彼は疑ったことなかったのだろうなぁ
 
 
木村達成&前田公輝

 

 

これで今年の3ペアを見終わったけれど、いやこの木村前田ペア面白い‼️

面白いといっていいのかわからないけれど😅

「私」の一人語りという枠組みが明確に見えるペア


木村私は34年間に前田彼への愛を発酵させ過ぎて腐臭がしてるよう、瘡蓋を剥がし続けてるいつかの成河私をふと思い出すけれど、全然違う

 

こどもがこどもを殺す物語だけど、木村私は何度も前田彼の心を殺す、愛しているが故に愛して欲しくて何度も…
前田彼は最初の再会のキスの前に笑ってた😭
逃げなければと本能ではわかってるんだろうけれど逃げられないし必要とされると恍惚を覚えるんだろうな😭

 

契約書で「対等な」という言葉が悲しかった、前田彼はずっと木村私とは対等になれてないことを無意識下で悟ってるようで、まさかここで泣かされるとか😭😭

契約書を必要としていて契約書に縛られているのは「私」ではなく「彼」

(契約書が彼から私へのプロポーズだと思ったのはいつかの福士彼)

 

それにしても肉体関係にある二人の生々しさが漂うペア

前田公輝の芝居の上手さはロミジュリでわかっていたけれど、ちょっとした視線の揺らぎで不安定さと虚勢を見せる

芝居をしっかりやっている分、間もちゃんと取るので確かに一番上演時間が長い、そこに寄り添う落合さんのピアノがまた凄いわ(2021の感想でも寄り添うピアノって書いてる)

 

死にたくないで、前田彼が怯えているときに、木村私がうっすら笑ったように見えたのほんと怖かった

 

木村私はどこから嘘をついているのか、全て嘘じゃないのかとも思える怖さを感じた、眼鏡を落としたのは故意ではなく後付けで彼を絡めとるために計算したようにも思える、唯一彼を愛した事だけは嘘じゃない

前田彼に優しさを感じるのは木村私の中の彼だからだろうな

 

あの公園で、まるで弁護士だなと木村私に吐き捨てる前田彼に敗北感が漂うように思えて、木村私は極めて当たり前のように無自覚に前田彼を下に見てるのかと、この一言も哀しくて怖かったえーん

 

やさしい炎でまさかの炎に魅せられてない前田彼、星空なんて見える筈もなく、木村私が炎に見いられる様の方が彼にとっては重要なのかな

あ、これもそうであることを木村私が望んでいたとも言えるなか

 

盗品を鞄から出して雑に放り投げる山崎彼、
一つ一つ確認しながら丁寧に置く前田彼、
廣瀬彼はどうだったかな😅

というか丁寧に置く彼が珍しいかも、小さな壷はいつも転がってたような😅

まぁ山崎彼は興味無さすぎで扱い雑すぎだと思うけどけど爆笑

 

さてさて、2回目はそれぞれどう見えるかな