ある馬の物語
成河さんの馬、ずっと舞台上にいるんですけど!いや凄まじいわ
小西さんのいい男っ振りの有無を言わせぬ説得力が最高!
別所哲也の公爵が素晴らしい
最後のモノローグに抉られる
公爵の逢引中に休んでる馬の尻尾がツボだった、ほんと成河さん何気ないところまで上手すぎるわ
人間のあくなき所有欲に焦点をあてながら、「この世に生を受けて生きる意味とは?」という普遍的なテーマと紹介されているけれでど、まだら馬に生まれたばかりに冷遇されるホルストメールにとって、別所哲也演じる公爵に「欲しい」とのぞまれて、必要とされたことがどれほどの幸福だったのかと、あの数年間があるから生きていけたのだと、そんな素朴で純粋な想いを得ることができたホルストメールへのどこか嫉妬のような思いが澱のように残っている
それまで演じた役からふっと抜けて、その生命が終わった後、死体さえも他者の為に役だった馬とただ醜悪に腐るだけの死体となった公爵が語る成河の突き放したような眼差しよ