ジョン王ってマグナ・カルタの王様か
マグナ・カルタ1215年だよね 小栗旬ってじわじわくる役者だよなぁ芝居が進むにつれて大きく見えてくる 今の世界情勢を踏まえての演出ということはわかるけれど、私にはラストの歌はしっくりこなかったな音量も大きすぎるし 髙橋務さんのヒューバートがいい、最後の兵士は彼だよね
アーサーの佐藤凌くんが台詞回しも光の存在感も素晴らしい 吉原光夫さんのジョン王は根っこに気弱な幼子が見える気がした 一幕のイギリスとフランスの戦いかわ花いちもんめに見えてきて下らんことしてるよなぁと でも実際はそんなことで命が散らされていくんだよね
京蔵さんのジョン王の母エリナー 冒頭の月の前での舞が美しいのに不気味さもあり一気に引き込まれたけど、その前とが途切れたのはちょいと残念 玉置玲央さんのコンスタンスは息子を失った後の狂気が流石だわ
しかし、王権を制限するマグナカルタ大憲章は今のイギリス憲法の土台となったわけで、2年半遅れで今このタイミングでこの作品が上演されたことは意味があるよね 権力は制限が必要なのよ、その歯止めが緩み始めてるのは怖い 権力者の迷い言を真に受けてはダメなのよ